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Tamiya 35298 [ドイツ野戦指揮官セット]

Tamiya 35298 German Field Commander Set

Tamiya 35010=35011-figureと、Tamiya 35073のポオズを今日的な成型でパラフレーズしたキットが、
Tamiya 35298です。

より厳密に申し上げますと、Tamiya 35010=35011-figureからモチーフが採られたMP40を抱えた将校は、
Tamiya 35053でも同じ人物が再度登場していますので、
Tamiya 35010-35011-figure及びTamiya 35053と、Tamiya 35073のポオズがモチーフにされたキットが、
Tamiya 35298なのです。

また、このキットで感動的なのは、説明図に印刷されたモノクロ地図のみならず、
パッケージ裏には精細なカラー印刷の地図が与えられていることであり、
70年代に既に同様にパッケージに印刷される形で付与されたTamiya 35073やTamiya 35079の地図がモノクロ印刷にとどまっていたのが、
Tamiya 35298では進歩しているという点も見落としてはなりません。

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これまでのタミヤのフィギュアとは毛色が違うというよりも、
タミヤらしからぬプラスチックの柔らかさと樹脂流し込み部=中央の切断の粗さ、
それ以前の問題としてにダイレクトゲートで成形していることや、
パーツの割り方とゲート位置と、成型自体の質が異なっていて、
どうもこれは他社製造のタミヤ販売の形、OEMなのではないだろうかというあやふやな思いは、
いつものホッチキス止めの、やや柔らかい袋ではなく、それよりも硬めの、某東欧メーカーで見覚えのあるノリ付き袋を見れば、
ほぼ推断して差し支えないだろうというところに至った点で、このフィギュアはMM300を前にして、
タミヤMMフィギュアのあり方のチェンジのメルクマールになるかもしれないと思いました。

それよりも、オリーブドラブや、フィールグレイでなく、明るい灰色で成型された事の嬉しさよ。

旧キットフィギュアの21世紀版となりますと、やっぱり欲しいのは、フィールドキッチンの馬と御者で、
新版の停車給食時のものと同時に、馬車運搬時が店頭に並んでいても良いと思いますし、
新規に作らなくとも、小さい変更で割と効果を生む、メガネを、メガネのエッチングパーツがやっぱり欲しいという切ない思いが、
旧版野戦指揮官へのオマージュのTristar 35006のエッチング丸メガネの思い出と重なって、
累乗的に増すばかりでございます。
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↑野戦電話機はFeldfernsprecher 33。
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※小火器ランナーは、Tamiya Yaのグレイ成型版が付属。
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タミヤMMフィギュアは、押し並べて小ぶりですが、35298は大きめで、
ホーネットヘッド差し替えにもアタマでっかちにならず、表情の融通が利きそうです
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※補遺 後日追記 ホーネットのオシッコするドイツ兵と、Tamiya 35298のルガーを整備するドイツ兵のカラダ

ルガーを整備している彼にはオシッコをさせるというのが、人形改造者の常道的情動だと思われますが、
ホーネットの後ろにそって放出する彼のカラダの流れ方に比べれば、やはり硬く、
ボディを削って腕を十分に密着させなければ、おペニを持たせるにはルガーを持つ手の位置は遠すぎて厳しく、
敢えて35298から作らずに、ホーネットからの小改造が気軽でスマートだと思います。
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by tokyomonogatari | 2009-03-28 03:40 | Germany
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