Tamiya 35196 [ドイツ歩兵アタックチームセット]

MMシリーズは第一作目の「ドイツ戦車兵セット」(35001, 1968.9)から箱絵にSS戦車兵が登場。
箱裏の説明にもSSの階級章、徽章類が描かれ、ヘルメットワッペンもSSのモノが提供されていたにも関わらず、
初めて明確にSSの軍装が与えられて造形されたのは、ホルヒ(35052, 1975.5)の迷彩スモック×迷彩カバー付きヘルメットのコーデの運転手でございました。
そしてピーパターンのM44迷彩服が四突(35087, 1976.6)=ラング兄さん(35088, 1976.7)がまとった形で登場し、
ホルヒと20mmFLAK(35105, 1978.6)で、再びホルヒ×武装親衛隊兵士というタッグが組まれ、
その武装親衛隊兵士は35109(1979.4)で「ドイツ親衛隊歩兵セット」として登場。
そしてこれは、今日まで「親衛隊」とタイトルで明示された上でMMフィギュアが出た、唯一の事例なのですな。

以降、親衛隊兵士はタイトルで明示されずにそれとなく造形やマーキングとの組み合わせの中に含意されて来たとお見受けしております。
キングタイガーのヘンシェル砲塔(35164)の革ジャケの戦車長は武装親衛隊でありましょうし、
時折国防軍として塗装されている例を散見するパンサーG後期(35176)のZランナーの平野氏原型と推断される決定的造形の彼ら、は武装親衛隊戦車兵フィギュアの白眉、
襟の形状もSSしてて私見ベスト。
そしてシュッツェンパンツァー(35195, 1995.9)のZランナーの彼らは、
SSの車輌のデカールとしてはヴィーキング師団所属が一種類のみなのにもかかわらず、
明らかに武装親衛隊兵士として造形されており、
それに次いで、相方的位置を占める、この35196の彼らに与えられたタイトルは、
「ドイツ歩兵 アタックチームセット」でございました。

しかし、SS表象の忌避傾向のはなしよりも、
このフィギュアが出た頃、ミリタリーミニチュアに全く触れていなかった私が、
MM史のクロニクルをざっくり眺めてみて、今、気になるのは、
35195で(延長部分を含み)初めて入った、大戦中・後期の小火器ランナー=のちの、いわゆる35205で、
MMのそれまでのドイツ軍ヘルメットサイズよりも、明らかに小さなものがモデラーに供給された時、
70年代から模型を継続してウォッチしていた人々にとっては、それって結構な衝撃だったりしたのではないかということなのです。

大戦前・中期の小火器ランナー=いわゆる35204が、35184の機関銃チーム(1994.12)に与えられた時には、
そのサイズは"伝統的な"ドイツ軍ヘルメットのサイズとしてサラッと受容されたはずで、
それから9ヵ月後、より後期の小火器ランナーとして35195の中に入ったYランナーのヘルメットを、
"伝統的な"アヴェレージサイズに比した時に、その小ささに衝撃を受けた人も居たはずだ、と、
想像していたりするのですが、どうなのでしょう。
こういう部分は些末なこととして、スルーされたものなのでしょうか。

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Tamiya 35196, German Front-Line Infantrymen

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by tokyomonogatari | 2010-07-06 23:49 | Germany | Comments(0)
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