模型雑誌広告で府中の元気堂という模型店を知ったのは、高校時代であった。
ホーネットのヘッドがあの頃はバウマン社扱いで945円。
初めて元気堂に行った時に、購入したものは、その東洋人ヘッドと、
エッシーのドイツ軍馬車だった、と記憶している。
それから数回、府中界隈に行く機会があるたびに、元気堂に寄った。
東京外語大のハンス氏、彼の東京のアパルトマンを訪ねた際には、彼と行った。
マスターとエスプリの利いた会話をして愉しむ、というお洒落な事の出来ない私は、
ハンス氏が饒舌に店主と会話するのを聞いて、尊敬の念を抱き、
ハンス氏のアパルトマンでオーデトワレを、エアウデトイレッテと私は読んで突っ込まれ、
自分の不甲斐なさをひたぶるに感じたのは、二年前の初夏であった。
元気堂が閉店セールをやっていると知ったのは、cutnipper氏のブログでであった。
元気堂を、府中の町の景色とともに、せめて心の中には、深く刻んでおこうと、
久しぶりに訪ね、購入したフィギュアのうちの一つが、モデリング・アーティザン・モリのドイツ連邦軍戦車兵フィギュア。
Modelling Artisan Mori MG-015, Modern German Tankman Sitting.