1/35 ミリタリーフィギュアの基礎 組み立て編

1. 1/35 ミリタリーフィギュアの基本工作

(基本的工程1) Tamiya 35279-Bを組む。

(1)部品の切り離しとパーティングライン消し

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↑部品をニッパー或いはクラフトばさみで切り離す。

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↑若干ゲートを余して切る。

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↑ゲートをデザインナイフで切る。

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↑ランナーから切り離したヘッドに持ち手を付ける。
今回はピンバイス×0.8mmドリルを使用。

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↑パーティングラインをデザインナイフで削る。

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↑タミヤの流し込み接着剤を薄く塗って表面をならす。

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↑胴体と腕も、同様にデザインナイフでパーティングラインを削る。



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(2)指の分離

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↑ほとんどの1/35フィギュアでは、人差し指から小指までの間が閉じている。

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↑デザインナイフで指の間を切る。

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↑形を整えて、流し込み接着剤を薄く塗ってならす。

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↑右手も同様に加工。


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(3)かかと彫り

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↑脚が左右一体となっている場合、抜け方向の関係=金型の制約=アンダーカットを回避しなければならない都合から、
ほとんどのフィギュアにおいて、靴が平坦になりざるを得ない傾向がある。
その場合、かかとを彫りたいところ。 デザインナイフで切りこみ線を入れる。

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↑デザインナイフで彫る。

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↑右足の靴も同様に彫る。



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(4)襟の内側の開口

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↑0.8mmドリルで下穴を開ける。

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↑2.5mmドリルで穴を広げ、デザインナイフで整える。

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↑ヘッドを挿し込む。
 ヘッドの角度は車輌に乗せたり、情景ベース上に立たせてから決めたいので、ここでは固定をしていない。


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(5)接着

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↑接着面をならしつつ、流し込み接着剤を塗る。
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↑貼り合わせるもう片面にも流し込み接着剤を塗る。

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↑貼り合わせる。

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↑接着位置を決めて、接着剤を流し込む。

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↑同様に左腕も接着。かかとを0.8mmドリルで開口して持ち手をつける。

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↑パーティングラインを削ったところに流し込み接着剤を薄く塗ってならす。



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(基本的工程2) Dragon 6456-Aを組む。

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↑ニッパー或いはクラフトばさみでパーツを切る。
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↑上半身と下半身の合わせ目は600番のヤスリで軽く削る。
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↑パーティングラインを削り、パーツを整える。
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↑腕がやや太い印象なので、削ってひとまわり小さくする。
削り跡はタミヤの流し込み接着剤を少量塗ってならす。
指の切り離しも行う。

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↑流し込み接着剤で上半身と下半身を接着。

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↑SS将校帽は、6456のものだとピークの立ちが低すぎる印象。

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↑6144のSS将校帽をかぶってもらうことにする。

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↑0.8mm真鍮線を挿し込み、瞬間接着剤で固定。
金属線用のニッパーで適度な長さに真鍮線を切る。

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↑腕の接着。襟の内側は開口し、更に0.8mmの穴を開けておく。

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↑ヘッドを挿し込む。

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2. ホーネットヘッド化=Hornetize

イギリスのHornet社のレジン製の頭部に変えて組むことを、本ブログでは"Hornetize"と言う。

"Hornetize"は、Dragon社的体躯の"1/35"フィギュアにマッチする傾向があり、
Tamiya社の小ぶりな=正しい1/35に近い体躯のフィギュアにはマッチしない事が多々あります。


(1)概要:

(1-a)Tamiya 35200-DにHornetヘッドを用いつつ組む過程。
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↑ニッパーで切り離し。

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↑デザインナイフで整え、パーティングラインを消す。

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↑ズボンの縫い目を三角刀とデザインナイフで彫る。

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↑襟の内側をドリルとデザインナイフで開口。

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↑Hornetヘッド差し替え。

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(1-b)ヘルメットをかぶっていただくケース

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Tamiya 35207-cの襟口を開ける。

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↑ヘルメットの裏側の"落窪"=肉抜き兼金型コア側への引っ張りをデザインナイフとリューターで広げる。

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↑Hornetヘッドを挿し込み、喫頭線でカットする。

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↑ヘルメットをかぶってもらう。

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(2)詳説: Tamiya 35201-bにHornetヘッドを用いつつ組む過程。

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↑Tamiya 35201-bの部分。
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↑私はニッパーでプラスチックモデルのパーツを切り離さない。
小学校低学年から愛用の工作用ハサミで切る。
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↑パーツ切り離し状態。

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↑細工用ナイフでバリを切る。
模型用細工ナイフは、デザインナイフ派とモデラーズナイフ派と両刀使い分け派との三派が主流であると思われるが、私はデザインナイフ派である。
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↑0.8mmドリル刃で開口。下穴を開ける。

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↑3.0mmドリル刃で開口。

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↑1/35フィギュアは私見8割以上開口部に合うベストなドリル径が3.0mmである。。

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↑デザインナイフで開口部を整える。

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↑プラスチックモデル用の瓶入り接着剤には、
樹脂を有機溶剤に溶け込ませたタイプの接着剤と、有機溶剤のみのいわゆる流し込み接着剤とがあるが、
後者で接着し、かつ後者を切削部を溶かしてならす時にも用いる。
私は前者を滅多に用いない。スポークの張り替えの時に使う程度である。
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↑接着。両面塗り派と片面塗り派とがあるが、面倒な事もあり片面派である。
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↑上半身も接着。この状態ではまだパーティングラインを削っていない。
接着してしまうとパーティングラインを削れない場合は事前に削って接着するが、
事後でも削れるならば接着後に削る。
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↑デザインナイフで腕パーツのパーティングラインを削った上で、手の部分の指の間を刃先でセパレートにして、
拳の内部空間をドリルとデザインナイフで彫る。
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↑手をデザインナイフで切り離し。
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↑手を整える。
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↑0.8mmドリルで開口し、0.8mm真鍮線で軸打ち。瞬間接着剤で軸を固定。
真鍮線は金属線切断可能なニッパーで切る。ダイソーのものを愛用。
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↑0.8mmドリルで袖口を開口。下穴を開ける。
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↑2.0mmドリルで開口。1/35フィギュアでは私見では7割方2.0mmがベスト径である。
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↑2.0mmの穴。
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↑デザインナイフで袖口を整える。
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↑0.8mmドリルで開口。
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↑手を差し込む。
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↑ボディのパーティングラインをデザインナイフのかんながけで削り、流し込み接着剤でならす。
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↑腕を流し込み接着剤で接着。
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↑持ち手を付けるために穴を開ける、今回はお尻に0.8mmを開口。
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↑首をスムースに差し込むために、リューターで彫る。ダイソーのものを愛用。
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↑Hornetヘッドを切り離す。
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↑0.8mmで開口。0.8mm真鍮線で軸打ちをする。
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↑ヘッド差し込み。ややヘッドが大きめの印象。
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↑基礎の部分完成。

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(3) 平野義高氏原型ヘッドへの差し替え

平野義高氏原型のヘッドに挿げ替えて組むことを、このブログでは"Hiranize"と言う。
インジェクションフィギュア史上最も平野義高氏の造形的フレイヴァーを金型に余すところなく刻み得たのは、
ゼロ年代のTristar社を置いて他になく、ヘッド移植用としても各キットを複数枚手元に置いておかなければ、
精神的不安定に陥ってしまうほどのレベルで、必買、そして必ストックの珠玉のフィギュアキット群なのです。

Tamiya 35201-dにTristar 35002-Cのヘッドを移植する過程。

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↑部品をゲートカット。
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↑デザインナイフでゲート処理。
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↑デザインナイフでPL処理。合わせて左足の靴底を彫る。
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↑タミヤの流し込み接着剤で組む。
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↑襟の内側を開口する。0.8mmのドリルで下穴を開口。
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↑3.0mmのドリルで開口。
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↑デザインナイフで開口部を整える。
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↑Tristar 35002-Cヘッドを組んで、0.8mmのドリルで開口。0.8mm真鍮線を挿す。
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↑タミヤのエポキシパテ速硬化タイプを練って、真鍮線の芯にして首を盛る。
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↑ヘッド挿し込み。
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3. フェイスオフ法による性転換

Hornetのイスラエル軍男性AFVクルーのヘッドに女性フェイスを移植する過程。

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↑イスラエル軍男性AFVクルーの男性フェイスを切削して、女性フェイスを女性ヘッドから削ぎ取って持ってくる。
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↑接着。
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↑輪郭を整える。
by tokyomonogatari | 2011-10-30 01:53 | ☆フィギュア模型の基本 | Comments(0)
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