Tamiya 35228=35234-B [M8グレイハウンドの双眼鏡を覗くアメリカ兵]

35001=「ドイツ戦車兵セット」(1968.9)が双眼鏡を手にしつつ登場してからというもの、
MMシリーズではAFVクルー或いは将校との間で双眼鏡は密接な関係性を保ち続けて参りました。

アメリカ軍アイテムの第一作、35004=「アメリカ戦車兵セット」(1970.7)もやはり双眼鏡を持ちつつ登場、
イギリス軍アイテムの第一作、35005=「イギリス陸軍6ポンド対戦車砲」(1970.7)でも砲撃指示を出す兵士に双眼鏡が与えられ、
イタリア軍アイテムの第一作、35034=「イタリア戦車M13/40 カーロアルマート」(1974.3)の戦車長も双眼鏡を手にし、
日本軍アイテムの第一作、35075=「日本陸軍97式中戦車チハ」(1975.12)の凛々しい顔の戦車長も双眼鏡を携えて登場しました。
しかしながら、ソヴィエト軍、フランス軍、イスラエル軍、フィンランド軍、そしてオーストラリア軍のアイテムの第一作がリリースされた時には、そこに双眼鏡の姿は認められなかったのです。

35324=「イラク軍戦車 T-55エニグマ」(2012.2)のイラク軍戦車兵が最近のMMフィギュアにおいて、抜きん出て感動的たり得るのは、その造形の美しさもさることながら、
イラク軍アイテムの第一作にして、戦車兵に双眼鏡が与えられているという、1975年末のチハのリリース以来久しく途絶えていた、
第一作目=双眼鏡の付与、という繋がりが再び登場したという点にもあるというのも、見落としてはならないのではないかと私は思います。

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さて、双眼鏡を持つ兵士や、首に紐をかけてそれを携行している兵士は少なくはないのですが、
まさにそれを覗いて遠くを見る兵士、というのは未だに稀少な存在と言えるかと思います。
そんなレアなポオズで造形されているMMフィギュアを眺めてみると、アメリカ兵の二作の造形は秀抜であり、
手と双眼鏡のフィットも中々のもので、この水準の造形でドイツ、アメリカ以外の各国の兵士に双眼鏡をそろそろ覗いていただきたいところです。

双眼鏡を覗くアメリカ軍兵士像をここで再度確認しておきましょう。
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↑一番左がTamiya 35250=35251=35254=35319-Xの半身像(X)、一番右が35228=35234-Bの全身像(B)、
そして中央は(X)の上半身を(B)の下半身と合わせたものです。

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↑左が(X)+(B)、右が(B)
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↑アメリカ兵のクローズのキュートぶりは、冬季にタンカースジャケットやフィールドジャケットの下に着込んで着ぶくれると、
より高みに昇る、という印象があります。そのあたり、Alpine Miniatures 35033の着膨れ感の愛らしさは神々しくもあったのでございますが、
インジェクションで少しばかり着ぶくれたアメリカ兵を作るならば、(X)+(B)が汎用性も高くグッドだと私は見ております。


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↑(X)+(B)のみを撮影。
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アメリカ軍戦車帽ヘッド化その1

(X)+(B)に、35122=35139=35190=35250=35251-Bヘッドを移植。

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アメリカ軍戦車帽ヘッド化その2

(X)+(B)に、Alpine Miniatures H-002ヘッドを移植。

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Tamiya 35228=35234-Bは、一枚588円。
下半身のスマートな立ち方が、他の上半身へと移植する際の適合率の高さにつながっている、人形改造用の汎用性の高い一枚です。

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by tokyomonogatari | 2012-03-17 02:06 | U.S.A. | Comments(4)
Commented by L at 2012-03-20 01:17 x
 こんばんは。あなたが組むと未塗装でもとても生き生きとして見えます。的確な人体のイメージをお持ちで、それに基づいて組んでいるのでしょうね。
 さて、双眼鏡ですが、レンズの部分に何か加工しているように見えます。どのような工作をしているのですか?
Commented by tokyomonogatari at 2012-03-20 07:11
双眼鏡の対物というか、世界に開かれている方のレンズ部分は、
中心を狙って針先でポンチを打ってから、ドリルで開口して、デザインナイフで整えてあります。

塗装後に、クリアーレンズをはめるための開口です。
Commented by L at 2012-03-20 16:36 x
 クリアーレンズ!ウェーブのクリアリベットでも嵌めるのですか?それとも伸ばしランナーで?吉岡和哉氏級の作り込みですね。
 双眼鏡を覗いていると、35分の1の狙撃兵に撃ち抜かれそうです。
Commented by tokyomonogatari at 2012-03-21 01:29
そのどちらか、或いはエポキシクリアか紫外線硬化クリアを盛って表現することになるかと思います。
吉岡氏の作り込みのレベルに到達していないまでも、フィギュアモデラーの皆様が行っているほぼ必須の工作ではないでしょうか。
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