「模型慕情」模型用語集 -2-

(ハ行)

ハイセーブルの5/0 (はいせーぶるのごーぜろ)
→「Bunseidoハイセーブルの5/0」を参照。

白色時代(はくしょくじだい)
→「水色時代」を参照。

ハンプシェイプ
→Dragon社の1/35第二次大戦期のフィギュアが、最初期の体躯から90年代中旬にグッと大きくなり、6060番台あたりでその体格の良さを極め、再び体格がやや小さくなることを指す。
 体格をグラフ化した時、こぶ型になることに由来。 

平野氏的キス顔(ひらのしてききすがお)
→平野義高氏原型の人形に見受けられる、口元を尖らせた表情を指す。
以下、「平野氏的キス顔」の三例を示す。
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Gunze Sangyo G-2204
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Gunze Sangyo G-2203
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Tamiya 35307-Z

氷結法(ひょうけつほう)
→バケツやマグカップなどの中に入った液体の表現方法の一形式。
  透明プラバンや透明プラ棒の輪切りを乗せて水面のみで表現する方法。

フィギュログラフィー(figurography)
→モデラー、原型師、或いはメーカーのフィギュア過去作史或いはリリース史のこと。

フェイスオフ法(Face-Off method)
→フィギュアのヘッドの顔面のみを移植すること。

ブルムベア兄さん(ぶるむべあにいさん)
→Tamiya 35077-Cのふたりのこと。
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↑Tamiya 35077-C: ブルムベア兄さん

フレイヴァー(flavor)
→風合い、○○感のこと。
 「平野義高氏の造形的フレイヴァーをインジェクション=マルチプルな身体に刻むことに、ミリタリーフィギュア史上最も成功したのはゼロ年代のTristar社である」
 などのように用いる。

ブローの嵐(The Storm of the Blow)
→部品の周辺にブローが大量に存在する様子。
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↑『ブローの嵐」の例(Zvezda 3515: セモベンテのイタリア軍自走砲兵ボディ)

ブローぽろぽろ
→プラスチックモデルの袋の中で、ブローが取れてころころしている様子。

Bunseidoハイセーブルの5/0 (ぶんせいどうはいせーぶるのごーぜろ)
→Bunseido社のHIGHSABLE筆の5/0号のこと。税抜き350円。
 1/35及び1/48ミリタリーフィギュアを塗る筆として、私見コストパフォーマンス最高の筆。

分離独立(ぶんりどくりつ)
→パッケージのサイズ変更が行われる際に、ランナーが切断されて箱に納められること。
 
ホーネタイズ(Hornetize)
→Hornet社のヘッドに差し替えること。

ポスト平野氏時代(ぽすとひらのしじだい)
→「Tristar社のポスト平野氏時代の原型師」の項を参照。

ポストわらそうの世界(ぽすとわらそうのせかい)
→「わらそう」閉店後の世界のこと。
 東葛地区の模型店史において、松戸の「わらそう」の閉店はあまりにも衝撃的であった。

ほむほむのE
→Tamiya 35135-Eのこと。RPG-7が含まれることに由来。

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ボルスタッド・レンズ(Volstad Lens)
→Dragon社の商品の箱絵の多くを手掛けているRonald Volstad氏によって描かれる人物は、
 瞳を通じての像の見え方を意識しているためか、上半身がやや長めであり、下半身はやや短めである。
 その像の結ばれ方=描かれ方を言う時に、Volstad Lensを介した身体描写、などと表現する。
 Volstad Lensを介して結ばれた像のあり方は、そのままDragon社フィギュアの造形的傾向でもあって、やや上半身のボリュームが多めなのが同社フィギュアの特徴である。

本馬氏の時代(ほんましのじだい)
→Tamiya社MMキットの「アフリカナイゼーション」期に付属した新規フィギュアのほとんどが、
 本馬幸雄氏原型だと推断されることから、ゼロ年代のMMシーンを指す。

(マ行)

マチルダ・トリオ
→Tamiya 35300-Eの三人のこと。

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↑Tamiya 35300-E: マチルダ・トリオ

末端肥大傾向(まったんひだいけいこう)
→フィギュアの身体において、頭、手、足がやや大きめに造形される傾向を指す。

未完成貴族(みかんせいきぞく)
→「未完成病」という言葉には、模型は完成させなければならないという強迫観念が伴っていて、
「未完成病」という概念それ自体が病的心理である。
よりポジティヴに捉える方が良いと思う。さしあたって、「未完成貴族」と呼ぶのはどうであろうか。
模型は作られなければならない、はずがなく、作ってなんぼのものでもないと私は考えており、
作らない、組まない、積む楽しさを積極的に肯定しても、何ら問題がないと思う。

未完成病(みかんせいびょう)
→「未完成貴族」の項目を参照。

水色時代(みずいろじだい)
→Tamiya社のデカール台紙は、白色を経てゼロ年代軒並み水色に移行した。
 そのため、デカールの台紙色はキットの製造年代のある程度の示準とすることが出来る。
 白色のものを「白色時代」として、水色のものを「水色時代」として製造年代を区分する。
 水のイメージから、「白色時代」から「水色時代」に移行した現象を「ゼロ年代の洗礼」と呼称し、
 「受洗以前」「受洗後」と年代を区分する。
 なお、「受洗後」=「水色時代」は「緑色系水色時代」と「青色系水色時代」に更に分けることが出来る。

緑色系水色時代(みどりいろけいみずいろじだい)
→「水色時代」を参照。

ミラクルピース(miracle peace)
→90年代リリースの1/35MMシリーズの第二次大戦期イギリス軍フィギュアには笑顔が多く与えられ、
 進軍中のワイン授受の物語が与えられるなど、抜きん出て幸せな時代を謳歌している事を指して言う。

もう何も恐くないイギリス戦車兵(もうなにもこわくないいぎりすせんしゃへい)
→Tamiya 35100=35210-Dのイギリス軍戦車兵のこと。そのマドロスポーズに由来。

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↑Tamiya 35100=35210-D: もう何も恐くないイギリス戦車兵

モケウヨ(もけうよ)
→模型右翼の略。模型に対して右傾したアティチュードで臨むモデラーのこと。
 具体的には日本軍アイテムを極端に愛し、「支那事変」「大東亜戦争」の呼称を好んで用い、
 旧字旧かなで記事を書き、スペックの数字には漢数字を用い、西暦でなく皇紀で記述する。

模型慕情死亡説(もけいぼじょうしぼうせつ)
→2010年9月、「模型慕情」が数週間更新されていない状況を受けて、2ちゃんねるの「ミリタリーフイギュアよたび」スレッドにて流布された、
 模型慕情筆者が死亡したという誤情報のこと。

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↑誤情報の流布。

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↑誤情報に対するモデラーの反応。

モデログラフィー(modelography)
→モデラー、原型師、或いはメーカーの模型作品史或いはリリース史のこと。

(ヤ行)

焼き止め恐怖 (やきとめきょうふ)
→プラスチック部品の可動部分や、ベルトキャタピラに求められる焼き止め加工に恐怖すること。
 火または熱を使う加工のため、それ自体が危険なばかりではなく、
 失敗をリカバリーすることが難しいために、模型キットには出来る限り避けられていてほしい部分。

(ラ行)

リバタリアンファシズム(Libertarian-Fascism)
→模型趣味におけるスケールモデル派とキャラクターモデル派の対立や、
アニメからスケールモデルに興味を持った人々を批判する態度を批判するがあまりに、
各個人の趣味趣向、選好を無視し、全てのジャンルの模型を等しく愛好すべきだとする、
行き過ぎた模型自由主義思想=押し付け自由主義のこと。
選好の自由は、趣味であればなおさらのこと、認められるべきであると私は思う。

レジナイゼーション(resinization)
→抜き直してレジン化すること。

レヴィタシオン(levitation)
→カットヴィネットにおいて、構成物の一部を浮かせた形式で切断すること。
  他の「-tion」を「-ション」と読むのに対して、これのみフランス語風に「-シオン」と言う点に注意。

(ワ行)

ワインおじいさん・カルテット
→Tamiya 35210-Fの四人のこと。

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↑Tamiya 35210-F: ワインおじいさん・カルテット

早稲田大学模型倶楽部(わせだだいがくもけいくらぶ)
→早稲田大学にかつて存在した模型サークル。2005-2008年にかけて模型慕情筆者が幹事長を務めた。
 2009年に部員ゼロとなり消滅。
by tokyomonogatari | 2012-03-20 18:25 | 模型慕情用語集 | Comments(0)
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