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シェパードペイン 『ディオラマの作り方』(1981)

最近加筆新訳新版が出された『ディオラマの作り方』How to build DIORAMAS
この本の存在は知っていたものの、初版から20年以上経過、
もはや手に入らないだろうと思って諦めていた高校二年の秋に、
通学路のブックオフにあるのを見て度肝抜かれて300円で購入したのも、懐かしい思ひ出です。
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『ディオラマの作り方』How to build DIORAMAS(1981)
ホビージャパン昭和56年10月号別冊 昭和56年10月10日発行
定価1200円 146ページ
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シェパードペイン氏の『ディオラマの作り方』で衝撃を受けたのは、
p41、スティーブ・ギルバート氏のコレヒドール攻防戦の情景。
そのフィギュア造形技術は勿論のこと、外国人の作品でありながら、
日本兵側に肩入れした作品と見えて、こういう外人もいるのだと、
ハイティーンのウブな小生はショックを受けたものでした。

かの高校通学路ブックオフは不思議と欲しいものが手に入るお店で、
毎日新聞社『一億人の昭和史』の通常シリーズを全巻100円で購入したり、
国書刊行会『若松連隊写真集』を300円で購入したりしましたが、

サン・アド『トリス広告25年史』(1975)が100円で出ていて、これは即買いだとレジへ向かえば、
学友のギター少年A君が『ふたりエッチ』をまさに購入しており、
『トリス広告25年史』と『ふたりエッチ』の隔たり感と、しかし『トリス』の字面にはなるほど繋がりは無くは無いとも思う、
そんな高校時代の放課後の物憂い感じもまた、青春と言えなくもないと、最近では思えるようになりました。

さて、そのA君、今では横浜のライヴハウスでセミプロのベースギター弾き。
アァ、性衝動と音楽って、やはり根源で親和性高いかもしれないと、しみじみ思います。

(価格は当時のブックオフにおける税抜き表示を示す)
by tokyomonogatari | 2007-09-04 10:49 | 推薦図書及び記事
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