Tamiya 35286-X [Sd.Kfz.222(アフリカ戦線)のドイツ・アフリカ軍団兵士]

ゼロ年代MMには、Africanization=70年代キットへの防暑服フィギュアの追加によるアフリカ戦線化の傾向が顕著に見受けられた。
今思えば、その全てが、35300=マチルダ (2009.7)への布石であったようにも思われるのだが、
それはそれとして、ゼロ年代Africanization時代のドイツアフリカ軍団フィギュアは、
そのほとんどが本馬幸雄氏原型であると推断して差支えなかろう造形的特徴を有している。

35283-Z (2006.7)、35286-X (2007.9)、35297-V&W (2008.12)は、「細面な輪郭」と「台形気味に開かれる口」という特徴を有するヘッド、
そしてズボンの社会の窓周辺にまま見受けられる横方向のシワを始めとするシワの流れ方が本馬氏の造形に他ならない事を雄弁に示している。

その本馬氏によるDAKフィギュア三部作のうち、唯一オルタナティヴ性を有しているのが、
35286-Xである。MM史上初のアフリカ軍団オートバイ兵でもあるCは、前方を指差す右腕と、
双眼鏡を持つ右腕からの選択、そして口を開いたヘッドとスカーフをマフラーにして口を覆ったヘッドというバーバル/ノンバーバル的意味合いで対照的な頭部の選択が許されている。
また、座りポオズのBに至っては、膝以下の脚が不要部品として括られつつもキチンと入っている、という大変興味深いあり方で、
彼のSd.Kfz.222以外での"生き方"=活用/活躍可能性が寛容に開かれている。

なお、35286-Xはイベント限定品としてグレー成型版がリリースされており、
それはDKWオートバイも付属しながら315円というここ数年で最大級のお得感であった。

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Tamiya 35286-XにTristar社の平野氏ヘッドを移植し、小改造しつつ組む。
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↑サフを吹く。彼にはチュニジア戦線でアメリカ軍からの戦利品として得たLUCKY STRIKEを吸っていただこうと思います。




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口の表情をタミヤパテベーシックタイプでつくる。
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↑口元ををやや大きめに切開。
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↑ラッカーパテを盛り、ラッカーシンナーを付けた筆でならしながら表情をつける。

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ドイツアフリカ軍団の防暑服は、本来オリーブ色であるものが日差しでダークイエロー/バフ系に退色するものだと知ったのは、
「平野義高のフィギュア講座7 北アフリカ1942年」(『アーマーモデリング』 1998年2月号(Vol.7), p.113-115)ででありました。

その退色具合に微妙な差異があり、結果として防暑服のカラーヴァリエは豊富であるにも関わらず、
『平野"フィギュア・マイスター"義高の仕事』(大日本絵画、2004年)のテクストに書かれているように、
「軍服はダークイエローで塗装するものとされて」(p.22)来たり、或いは、デザートイエローが指定され、
つまるところ、オリーブ味が抜けた砂漠色が指示されて参りました。
その"伝統"は最近でも踏襲され、例えば2009年発売のTamiya 35305の説明書でも、
XF-59=デザートイエローがシャツとズボンの色として指示されているのです。

その一方で、Tamiya 35305の箱絵ではズボンがややオリーブ色がかっており、シャツの色との差異が明確に見て取れるように描かれていたりするのですけれど、
その絵で描かれているように、防暑シャツと半ズボンの上下コーデの場合、
やはり、シャツの色はズボンの色に比して、よりバフ寄りの方が、何となくしっくり来る感があります。

故郷からの手紙を読むハンスさんの、シャツはバフ系に、ズボンはオリーブ系に塗ることにいたしました。
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↑塗る前に綿棒で軽く研磨。
工作の粗さから左脚にへこみが見受けられますが、それをスルーする人間的粗さも持ち合わせているので、私は大丈夫です。
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↑フラットブラウンを希釈して暗部に流す。
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↑フラットフレッシュ+フラットホワイトを塗る。



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Tamiya 35286-Xは、一枚525円。

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by tokyomonogatari | 2011-11-25 01:46 | Germany | Comments(0)
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