カテゴリ:★型取り・複製技法( 6 )

シリコンゴムによる片面取り -2-

前回の片面取りではシリコンゴムにだいぶ回り込まれた。
今回はシリコンバリアーを塗布してそれを回避したい。
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↑原型はU女史による紙粘土とプラバンによる窓。
原型の角から回り込まれないように瞬間接着剤を流しておく。
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↑カッティングマットをクリアーファイルで挟んだものを下に敷き、
型取りブロックを構築、ガムテープで固定。
原型を中央に置き、両面テープでとめる。
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↑シリコーンバリアーを塗布。
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↑シリコンゴムを流す。
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↑流し込み終わり。
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↑カクザガネをおもりとして乗せ、シリコンゴムのブロック下への回り込みを避ける。
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↑シリコンゴムが硬化したらひっくり返す。若干回り込まれた。
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↑型枠解体。
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↑はさみでバリを切る。
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↑両面テープをはがし、原型の下に回り込まれた部分をデザインナイフで切って整える。
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↑整え終わり。
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↑原型を取り出す。
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↑型。
by tokyomonogatari | 2011-10-26 02:51 | ★型取り・複製技法 | Comments(0)

シリコンゴム・タイヤキ法による1/35ヘッドの複製

1. はじめに

シリコンゴムで型を取り、ウレタン樹脂を流し込んで1/35ヘッドを複製する方法については、
拙稿、tokyomonogatari 2006.5.3で詳述しました。

それから5年経過した今、ヘッドの複製方法について再度詳述したいと思います。
と申しますのも、未だにtokyomonogatari 2006.5.3を複製事例として引用している記事や呟きを見かけるからなのです。
さすがに5年前の記事だと、引用するにもそのテクストの鮮度がだいぶ損なわれている感があり、
そろそろ新規に書いておかねば、と思われて、シリコンゴムはtokyomonogatari 2006.5.3と同じウェーブ・シリコーンゴム1kgを購入し*、
レジンはアイボリーのものから、ウェーブのグレーのものに換え、粘土も「ほいくねんど」ではなく「Mr.クレイⅡ」を購入。
リンレイのワックス・ブルーではなく、「Mr.シリコーンバリアー」を用意して、
いざ型取り・複製、と久しぶりに挑んでみたのが以下の工程です。



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(註)
*今回、複製材料はヨドバシカメラ秋葉原店で揃えました。
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2. シリコンゴムによる型取り作業

シリコンゴムで型を取ります。
ダボ穴を忘れずに設けること、境界面にシリコーンバリアーを忘れずに塗ること、が何にも増して重要です。


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↑型取り用油粘土「Mr.クレイⅡ」を伸ばし棒で広げて、「Mr.型取りブロック」で築いた型枠の底を押しつける。
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↑型枠を一度外す。
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↑原型を粘土に没入。
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↑綿棒で粘土を押し、粘土と原型の隙間を埋める。
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↑一度に複製するヘッドはレジンの流し込み作業における時間との勝負性を考えると、やはり1~3個が良いと思う。
今回は少し欲張って3個の型を一度に取る。
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↑型枠を再度建てる。
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↑綿棒の先を押しつけて、ダボ穴を設ける。
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↑「Mr.型取りブロック」の1ブロックを2コマ立方とここで仮に呼ぶとすると、1コマ立方でおよそ2.5gのシリコンゴムを要する。
今回の型枠でmaxに必要なのは、3×2×2=12コマ立方分のシリコンゴムである。
ゆえに、2.5g×12コマ立方=30gのシリコンゴムを用意する。
100gのウェーブ・シリコンゴムに対して1g≒40滴の硬化剤を加える。
30gなので12滴であるが、シリコンゴムは寛容なのでそこまで厳密に計量しなくて良い。
純正の赤色の硬化剤8滴に、白色のR-14硬化剤を4滴**、加える。



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(註)
**R-14硬化剤は、昔購入したものが未だに残っているために使用しました。純正の赤い硬化剤12滴で勿論大丈夫です。
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↑シリコンゴムと硬化剤をスプーンで混ぜる。この作業で私はいつも、プチダノン・ストロベリーを思い出す。
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↑シリコンゴムを原型とその周辺に細く垂らしかける。
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↑シリコンゴムを細く流し込む。
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↑流し込み終わり。硬化を待つ。
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↑シリコンゴムが硬化したら粘土ごと型枠をひっくり返し、粘土を外す。
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↑型枠ブロックを解体。
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↑型のバリをはさみで整える。
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↑ヘッドの耳の線で型をふたつに分けるのが理想的である。
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↑型枠ブロックを構築。
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↑「Mr.シリコーンバリアー」を筆で塗る。
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↑シリコンゴムを30g用意。硬化剤を12滴加える。
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↑スプーンで混ぜる。
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↑型枠を高く構築。
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↑シリコンゴムを原型周辺に細く垂らしかける。
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↑シリコンゴムを細く流す。
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↑シリコンゴム流し終わり。硬化を待つ。
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↑シリコンゴムが硬化したら枠を解体。
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↑はさみでバリを整える。
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↑型を開く。この瞬間はまさに恍惚の模型体験と申せましょう。
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↑原型を取り出して型を眺める。顔面側。
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↑後頭部側。



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3. レジン=ウレタン樹脂による複製

レジンは空気中の水分と反応するため、フタの開け閉めは最小限に留めたいところです。
しかし努力してもなお、1/35フィギュアでは使用量が少ない事もあって、
中長期の保管中にB液が水分と反応して"風邪をひく"=サクサクのオリが生じてしまうので、
極力複製への情熱が高まっている時に使いきってしまいたいのです。
しかしながら、今回購入したグレーレジンはA液・B液1kgづつと大量なので、さてどうするか、と悩んでおります。

いよいよレジンの流し込み作業です。事前に型をパタッと手早く合わせる練習=素合わせを行っておきましょう。

レジンの流し込み作業で下に敷くのにオススメなのが、ポリプロピレンのシートです。
新聞紙だとレジンが含浸、硬化してカピカピになりますが、ポリプロピレンだとパリッとはがす事が出来て心地よいのです。
今回は、A4のカッティングマットを、A4用のポリプロピレン製のクリアーファイルで挟んだものを使用しました。

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↑レジンを用意。ウェーブ・レジンキャストEx. ノンキシレンタイプ グレーのA液B液をスポイトで瓶に小分けする。
無論、A液とB液を扱うスポイトは分ける。

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↑A液を目盛り3つ分程度吸い上げて、紙コップに入れる。
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↑B液はA液と同質量混合をするが、
B液の方が高密度、つまりは重い。A液の86%程度の体積を意識して目盛り3つ分弱取る。

B液をスポイトから出し、A液と触れさせた瞬間から時間との勝負である。
B液を吸い上げたスポイトを押すのは呼吸を整えてから、である。
タイ焼き複製の場合、コアの部分が少し白いモヤがかって硬化が始まった辺りで閉じる場合もあるが、
私見ではヘッドの複製の際には、極力早く型を閉じた方が良いと思う。

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↑BBQ用の金属製焼き串でレジンを撹拌し、先端でレジンを型に置くように流す。
まずは鼻にレジンを置き、口、眼、耳と置いた上で、焼き串を伝わらせてレジンを全体に流す。
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↑ささっと手早く型を合わせて、型を上から押して余分なレジンを出し、おもりを置いて硬化を待つ。
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↑レジンの硬化。
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↑はみ出し分をパリパリと取る。
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↑型をオープン。
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↑型から取り出したヘッドとバリ。
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↑ヘッドを整えて、複製終わり。

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4. 複製物の実際

今回、22回レジンを流し込んで複製を得て、その全複製物、66ヘッドを記録してみました。
気泡の位置と出現頻度に注目です。

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by tokyomonogatari | 2011-10-18 02:07 | ★型取り・複製技法 | Comments(2)

シリコンゴムによる片面取り

シリコンゴムによる片面取りの過程。
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↑原型はU女史のプラバンと紙粘土による扉。
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↑型取りブロックで囲いを築く。
シリコンゴムが流出しないようにセロハンテープで留めておく。
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↑シリコンゴムと硬化剤を混合。
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↑原型表面に細く垂らしかける。
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↑原型を覆ったら、大胆に流す。
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↑シリコンゴム硬化。
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↑私がシリコンゴムに滴下数数え上げ方式で硬化剤を混ぜると、大体硬化剤の方が早く終わってしまうので、
付属の硬化剤を必要量の2/3だけ滴下して、1/3は他の硬化剤を滴下しています。
今回用いているシリコンゴムはウェーブ・シリコーンゴム。それに付属する硬化剤は右の赤色がついているもの。
左の東急ハンズで購入した他のメーカーの白色ものと混用しています。
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↑シリコンゴム型をひっくり返す。
だいぶ下に回り込まれてしまいました。これは型取り的には悪い例です。
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↑デザインナイフとハサミでゴム型のバリを切る。
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↑だいぶ回り込まれてしまっていて、U女史には原型を硬い素材で作り直していただかなければならぬ感アリ。
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↑U女史は紙粘土を押し込んで量産を予定している模様ですが、
とりあえず試しにレジンを流し込みます。
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↑B液が明らかに風邪をひいていて、硬化不良気味。
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↑もやもやしつつ硬化。
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↑硬化終わり。
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↑複製物と型。
by tokyomonogatari | 2011-10-11 00:36 | ★型取り・複製技法 | Comments(2)

ワルサーP38を持つ左手の複製

アンダーゲート方式で抜くべき対象物だと思うのですが、ゲートを設ける為に外側に大きく型を取らねばならぬので、相変らずケチでタイヤキ方式。
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↑粘土に埋める。
ギリギリで取ると、左右の端で欠ける気がするので、適当に延長。
丸いのはBB弾。何となく先端に付けたくなった。
原型はドラゴン社製の腕パーツから手を得て、指先を小加工或いは作り変え、タミヤ社のワルサーP38を握らせたもの。
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↑型枠ブロックで囲う。
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↑シリコンゴム流し込み①
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↑12時間で硬化と書いてあるが、硬化して硬化し過ぎることはないと思うので、数日そのままにしておいたりする。これで片面取りOK。
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↑気が向いたらもう片方の型取り。
型枠ブロックで囲んでから、リンレイのブルーワックス(床用)を薄く塗布。
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↑シリコンゴム流し込み②
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↑両面取りOK。ワックスが境界面となって、剥がせる。
私はここでワックス成分を落とす。今回は弱酸性ビオレを使用。適当である。
水を良く抜いてからレジンキャスト複製に入るが、湿気があるのでまた後日と相成った。

好日を選んで、レジンキャスト流し込み。
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↑レジンキャスト流し込み。主剤・硬化剤は各1ミリリットルも要らない。
レジンキャストは等量混合。質量が等しいのであって、体積を等しくして混合させるのではない。
しかし、0.1グラム単位の電子ばかりを持っていないので、スポイトのファジーな1cc線で主剤・硬化剤を取る。

※重い硬化剤は主剤との体積比にして86パーセントで同質量となるらしいのだが、そんな細かい事を主剤1ccに対して求められないので、硬化剤は1cc目盛りよりもそれなりに少ない程度を意識して取る。

35分の1フィギュアパーツは、本当に極々少量で事足るので、各1㎏のポリウレタンレジンを買うよりも、各0.5kgの物の方が良さそう。

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↑さっと型を合わせて、オモリを載せてしばし待つ。

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↑複製品一発目。やはり型から出そうとした時に銃身が割れた。
今回学んだ事は、案外球体が綺麗に抜ける事。
敢えて少なめに球体の型にレジンキャストを流し込み、外側の皮だけ硬化させて、中空の球体を作れるかもしれない。それをパリパリと割り、「割れた電球の表現」を・・。
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↑八つ複製したところ、二つ割れました。

※参考 前々回の複製「七人の侍」食玩ヘッド抜き→こちら

※余録 握った物と一体成型のインジェクションプラスチック・手パーツのマイベスト3
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↑左から
・タミヤ ドイツ軍エンジン整備セット 「スパナを持つ手」
・タミヤ ドイツ兵休息セット 「スプーンを持つ手」
・ドラゴン 日本兵 「南部十四年式を持つ手」
by tokyomonogatari | 2006-08-10 00:31 | ★型取り・複製技法 | Comments(0)

勘兵衛・五郎兵衛・平八

他の食玩の追随を許さぬ出来栄えの、「七人の侍」食玩の中でも、ずば抜けているマイ・フェイバリッツの3ヘッドが、勘兵衛・五郎兵衛・平八のもの。

35分の1日本兵フィギュアに転用する為のレジン複製を取る。
前回は勘兵衛・五郎兵衛の2ヘッドで型を製作したが、今回は先日購入してダブった平八/茜屋珈琲店主人を加える。型は前回と同じエコ或いはケチゆえの最小限のサイズ。上下型それぞれ30g。

ヘッドを複製する時に、かつて欲張って10個同時に、しかもタイヤキ複製でやった事があったが、寧ろ4個以内に収めて、それぞれに手間かけて気泡を抜いてやって良いものゲット率を高めた方が良さそう。

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↑レジンを適量流し込んで、

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↑さっと上下型合わせておもりを載せて、

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↑硬化したらオープン。大きなバリを取る。

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↑生まれたてのヘッド。五郎兵衛と平八の後頭部のマゲは事前に切ってから複製している。

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↑複製した勘兵衛ヘッドにサフを吹いてちょっと塗る。裏の方は塗ってない。

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↑タミヤ・日本軍鉄帽をかぶらせる。グッドサイズ。


先日発売されたアーマーモデリング誌に、七人の侍ヘッドの流用についての記事がありますが、タミヤやドラゴンの日本兵は戦闘中なので、どうもくつろいだ表情の傾向がある侍ヘッドとのマッチが良好とは言えない。

その中でも、笑っていない勘兵衛ヘッドは、タミヤフィギュア史上最多の装備品の紐数を誇ると思われる、割と静的な戦闘中ポーズの「しゃがみ抜刀将校」氏とマッチしそうだが、とにかくまずは、素直に立っている日本兵のインジェクションフィギュアの決定版をタミヤ或いはドラゴンGen.2で出していただきたいものです。

いやしかし、未だにトライスターのドイツ将校に付いた丸メガネエッチングは日本兵への伏線だと思っている、或いは思いたい私がここに居ます。
平野義高氏原型・トライスター日本兵が出るのを何度も夢に見ました。

年内にファインモールド社から日本軍アイテムの何らかが出るかもしれないとの話。
フィギュアセットならば、「帝国陸軍戦車兵セット」1の体躯で・・。
車輌ならばフィギュアを二体程付けて下さいと、切に希望いたします。

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↑追記  トライスター・丸メガネともマッチする。
by tokyomonogatari | 2006-05-15 21:48 | ★型取り・複製技法 | Comments(2)

「七人の侍」ヘッドの型取り・レジンキャスト複製

※複製方法を検索して、本記事を閲覧されている方が多いとアクセス解析で拝察しております。
同様に1/35ヘッドを複製する手順を追った記事を、本記事から5年後に2011.10.18記事として書いておりますので、
併読していただければと思います。

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食玩、「七人の侍」は、そのヘッドの日本人ぶりたるや、1/35史上最高の高みに到達した至高の存在である。
そのヘッドを日本兵ヘッドとして活用してみたいと思うのは当然のことであるが、
その流用に際して、やはりそのままでは使用しづらいので、レジンキャストによる抜き直しを行う。

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【1】油粘土を伸ばした上に、型取ブロックを組んだ物を押し付ける。
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【2】押し付け跡を見つつ、原型を没入する位置を決める。
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【3】原型を半分没入。
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【4】型取ブロックを戻して、ダボ穴位置を決め、綿棒の頭を少々没入。
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【5】今回はダボ穴6点+α。このあたり適当にやる。
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【6】シリコンゴムに硬化剤をよく混ぜる。今回は片面に35グラム使用。
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【7】原型表面に細く垂らしかけ、気泡を原型表面に出さないようにする。
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【8】更にシリコンゴムをゆっくり流す。
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【9】シリコンゴム流し込み片面終了。硬化を待つ。
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【10】一晩寝かせれば、ガチムチ。早稲田の一部で爆発的に流行し、様々に活用された「ガチムチ」という形容はガタイの良い兄さんよりも、固めでムチムチしたシリコンゴムの硬化っぷりにこそ相応しいかもしれない。
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【11】ひっくり返す。
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【12】油粘土を取る。
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【13】型枠を解体。
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【14】バリを除いて、原型周辺の整合面をデザインナイフの新刃で調える。
ヘッドの複製の際には、耳が片面の内側に偏らないように注意。上下型に適度に耳を分割出来ると良い。
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【15】リンレイ・ブルーワックス(床用ワックス)をゴム型の整合面に塗布。
原型には塗布しない。
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【16】再び型を組む。勿論今度は高めに。
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【17】シリコンゴムを流し込み。
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【18】一晩寝かせて、ガチムチ。
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【19】枠解体。
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【20】バリ切除。
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【21】ワックスを塗った線で上下型分離。
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【22】型A
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【23】型B
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【24】複製樹脂の用意。
レジンキャストA、B液は適当な瓶などに使いきれる量だけ小分けして、極力空気に触れさせないようにする。
私はレジンキャスト混合に紙コップを使用しているが、紙の水分がレジンを発泡させるので使わない方が良いとの説がある。その場合は、ポリプロピレンの容器を切ったりして使用すると良い。
下に引くのはポリプロピレン製の簡易まな板。レジンがはがれやすい。

余談であるが、固まった塗料をはがしやすい樹脂製塗料皿が模型店に売られているが、アレはポリプロピレンの小さいタッパーでも同じ効果を得られる。一応フタも出来るので、塗料皿にはタッパーがおススメ。100円ショップで複数個入っているものが良い。

レジンキャスト混合にはプラスチックのマドラーを愛用。
爪楊枝とか木製品で混ぜると、レジンキャストが発泡するので注意。

ヘッドの複製に用いるのは少量なので、レジンキャストを同量混合する為の電子ばかりがあると良いが、無いのでファジーにスポイトの目分量でやる。今回用いたスポイトの最小目盛りである1ccよりもA、B液それぞれ少なくとも十分である。
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【25】レジンキャストを混合して、型に流し込み。この複製スタイルを「タイヤキ方式」と称する。小物の複製には、ゲートを設けて流し込むよりは複製物の質が安定するように感じる。

流し込む際には、鼻っ柱やマゲといった、奥まった部分に気泡がたまりやすいので、千枚通し等の金属棒を用いて逃がしてやる。

離型剤を塗布せよと書いてあるのが普通であるが、私は小物の複製には用いない。そのままの型で抜く。
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【26】手早く上下型を合わせて、おもりを載せて硬化を待つ。
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【27】側面にはみ出したレジンキャストが硬化したら、そろそろ型の開き頃。
かの名言、「泣いたり笑ったり はみだしたり浮かんだり グッときたりすればいいさ!!」
を思い出す。
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【28】型オープン。
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【29】ひとつの型に対して、最初の複製物は様子見。
中々グッとくる型が出来た。
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【30】2、3個目から型がなじんでくる。
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【31】複製の失敗例。
レジンキャスト不十分で、顔面の表面に薄い膜を張った状態で硬化したもの。

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【32】複製品のバリを取って、気泡があれば修正。サフを吹く。



おまけ 同様にタイヤを複製。
ゴム製のパーツゆえに、レジンで置き換えて工作しやすくする。
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↑粘土へ没入。ダボ穴を忘れないように用意する。
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↑シリコンゴム流し込み。
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↑硬化させる。
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↑接合面にブルーワックス塗布。
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↑シリコンゴム流し込み。
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↑上下型硬化。
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↑型枠ブロック解体。
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↑型オープン。
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↑原型取り出し。
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↑複製の失敗例。欠け。
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↑柔らかいうちに取り出すと、曲げを入れる事が出来る。クラッシュモデルに使えそうな方法。
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by tokyomonogatari | 2006-05-03 16:37 | ★型取り・複製技法 | Comments(4)