カテゴリ:☆フィギュア模型の基本( 18 )

タミヤエナメルの肌色レシピ

タミヤエナメルで1/35ドイツ兵の肌色を塗る過程と調色レシピ。

(1)概説

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↑下地はタミヤ、ファインサーフェイサー・仕上げ用ライトグレイ
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↑基本色はフラットフレッシュ+フラットホワイト。
時にフラットブラウン、フラットレッドを添加。
ヒゲの青みとして、ミディアムブルーを添加して塗る。

混ぜる筆はダイソーナイロン筆 2本で105円。
塗る筆はブンセイドウハイセーブル5/0 1本368円。
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↑帽子はRLMグレイ+デッキタン+フラットベース。
どうもドイツ軍服の"緑"は、タミヤ指定色のフィールドグレイでは緑色成分が強すぎて、
それが淡めのRLMグレイの方がグッと来る感があります。





ドイツ兵フィギュアのディテール製作については、以下を参照。

1/35 ドイツ兵のディテール表現実例集(1)
http://tokyostory.exblog.jp/14867653/

1/35 ドイツ兵のディテール表現実例集(2)
http://tokyostory.exblog.jp/13866853/



(2)詳説

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↑下地はタミヤ、ファインサーフェイサー・仕上げ用ライトグレイ
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↑スカイブルーで瞳を入れる。
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↑薄めたフラットブラウンを暗部に流す。
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↑フラットフレッシュ+フラットホワイトを塗る。
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↑フラットフレッシュ+フラットホワイトにフラットレッドを少量添加して肌に赤味を入れる。
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↑フラットフレッシュ+フラットホワイト+ミディアムブルーでヒゲの青さを入れる。
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↑防寒頭巾はダークシーグレイ+ミディアムブルー+RLMグレイ+デッキタン+フラットベース。
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↑ヘルメットはRLMグレイ+ジャーマングレイ。
フラットベースを入れず、鈍いツヤを出す。


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↑余録
皿に出し、乾き始めた塗料に溶剤を加えて再び塗ると、どうも希釈し過ぎたものになる傾向にありますし、
一色塗るごとに意識的にも作業を切断したいために、
前段階で塗った肌色の基本色にフラットレッドやミディアムブルーを加えて、希釈して瓶から出した状態に戻す為に溶剤を加えて塗ったりすることなく、
段階ごとに混色をし直して塗っています。

お皿の上に混色した色を何色も展開するのも、どうも厭なので、
一色作って塗って、その次の色を作る際に全部拭って、その作業を入れることでも意識的に作業を断絶させています。

模型店に塗料皿として売られているものと言えば、金属製の皿ですけれども、
私はそれよりも、画材店で日本画用の皿を購入されることをお勧めいたします。

日本画用の白磁の皿を用いるのは、
白色バックで色味をちゃんと見るとか、それっぽい高尚な理由よりもむしろ、
模型店に売られている金属製の塗料皿は軽すぎて、用いるのに難があるからです。

金属製の塗料皿は、左手を添えて動かないようにしなければ、塗料を右手の筆で混ぜづらいために、
左手に持つフィギュアを一度下に置かなければならないのですが、
日本画用の白い皿ならば、適度な重さがあって、筆でよっぽど大胆に混ぜない限り動かないので、
左手にフィギュアを持ったまま、右手で塗料をキチンと混ぜることが容易です。
by tokyomonogatari | 2011-11-29 23:02 | ☆フィギュア模型の基本 | Comments(0)

1/35 ミリタリーフィギュアの工作と塗装の基本(1)

(0)塗装概説 Tamiya 35300-Eのイギリス軍戦車兵半身像の塗装

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↑ボタン打ち直し。
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↑サフを吹く。
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↑重ねてサフを吹く。
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↑ミディアムブルーで瞳を描き、希釈したフラットブラウンを顔の暗部に流す。
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↑フラットホワイト+フラットフレッシュを塗り、フラットレッドを少量加えたもので赤みを入れる。
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↑塗り重ねる。
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↑ヘッドの塗装を調整しつつ服を塗る。
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↑仕上げ。


(1)Tamiya 35320のドイツ軍将校の組み立てと塗装

(1-a)1/35ミリタリーフィギュアを組み立てる

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↑ニッパーでパーツを切り取り、デザインナイフで整える。

パーツを整える際の工具は、「カッターナイフ派」と「デザインナイフ派」と「モデラーズナイフ派」の三派に分かれますが、
1/35フィギュアにはデザインナイフが刃のサイズ的にベストだと思います。

なお、部品をゲートカットせず、ランナーについたまま各部位を塗装するスタイルを推奨される方もいらっしゃいますが、
パーティングラインとゲートの処理と、その部分への塗装を考えますと、極力身体を組んだ状態で塗装した方が良いと私は思います。

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↑流し込み接着剤を塗って貼り合わせる。
プラスチックモデル用接着剤は「有機溶剤にスチロール樹脂が溶け込んでいる一般的なもの」と、
「有機溶剤成分のみの流し込み接着剤と呼ばれるもの」と「リモネン系接着剤」の三種に大別されます。
私見では、1/35のプラスチック製フィギュアを作る上では、「流し込み接着剤」がベスト。
部品の合わせ目に毛細管現象を用いて流し込み得る低粘度さゆえに、「流し込み接着剤」の名が与えられていますけれど、
塗布して貼り合わせても接着出来ますし、フィギュアの表面に少量塗って、削った跡をならすのにも使えます。

接着剤の塗布を、「片面に行う人」と「両面に行う人」がいます。
私は両面に少なめに塗りつつ接着面を整えて、貼り合わせて、場合によっては更に合わせ目に流し込む派です。

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↑胴体の接着終わり。

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↑ヘッドの側面に走っている線は、プラスチックを成型する金型の合わせ目に生じるもので、
パーティングライン(Parting Line, PL)と呼ばれています*。

パーティングラインは、昭和期から日本の模型界で、タイ焼きの型の合わせ目に生じるもの、
に例えられてきましたが、今日ではその部分を敢えて大きめに取った、「羽根つき」と呼ばれるものの知名度が増し、
寧ろ価値のあるものとして捉え直されており、そろそろ例え方を再考すべき時に来ているのではないか、と思われます。

さて、このパーティングラインは、実物の人間のほとんどには存在していないはずなので、
削り取っておきましょう。

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(註)*PLを境に、金型はキャビティサイドとコアサイドに分かれる。
キャビティサイドは製品の"正面"であり、コアサイドは押し出しピン(Ejector Pin, EP)で押し出される"裏側"である。
1/35フィギュアの場合、身体のパーツそれ自体を押し出しピンで押し出すことは極力避けられているが、昔のキットには散見される。
フィギュアの胴体側面に、ランナーにつながらない形状で円筒形のものが出ている場合があるが、
あの部分をブローと称し、パーツに押し出しピン跡を残したくない場合にブローをEPで突くことによって、
成形品を金型から押し出す。
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↑パーティングラインをデザインナイフで削り取り、流し込み接着剤を少量、表面に塗ってならします。
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↑胴体の接着剤が乾き、少なくとも身体が押してずれる事が無い程度に接着出来ていたら、
パーティングラインをデザインナイフで削って消します。

デザインナイフでパーティングラインを削る方法としては、削ぎ取る方法と、
刃を面に立てて横に平行移動させて削る、「カンナがけ」と呼ばれる方法がありますが、
よほどひどい羽根つきになっていない限り、後者のみで対処します。

モリナガ・ヨウ氏は、
「パーティングラインは必ず消すこと。これは失敗とかいうレベルでなく、志の問題です。」
と仰っています**。

せっかくフィギュアを作るならば、最低限パーティングラインは消してあげなければ、
そのフィギュアが可哀想です。

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(註)**Armour Modelling, extra No.2(2001.1月号増刊), P.23-27
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↑ヘッドを接着。
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↑帽子を接着。
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↑少しディテールアップをするために、袖口の開口をしましょう。

モリナガ氏は、「見える袖口の開口は必ず行うべきです。たとえるなら袖口が開いていないのは、戦車の前方機銃が開口していないのと同じくらい興ざめです。」
とされています***。

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(註)***前掲書
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↑最も簡単な開口方法は、一度手を切り離してから袖口を開口し、
真鍮線を手に挿しこんでエポキシパテを盛り、手首以下を造形することなのですけれど、
今回は、手を切り離さずに袖口を開けましょう。

まずは0.8mmドリルで穴を開けます。

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↑穴をデザインナイフで開いて、袖口の開口を行い、流し込み接着剤を少量塗ってならします。

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↑流し込み接着剤で腕を接着。
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↑拳銃ホルスターを流し込み接着剤で接着するのですが、このフィギュアで唯一、定位置に接着すると浮いてしまうパーツのため、
ベルト側と上着の裾ポケットと、ホルスターの裏側を若干、デザインナイフで削って合わせました。


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↑同様の手順でTamiya 35320の将校を20人製作したもの。
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(1-b) タミヤエナメル塗料による1/35ミリタリーフィギュアの塗装

模型用塗料の概説については、
"Kunihito's Modeling Knowledge" の「主要塗料解説」(Panzer Graph! Vol.4(2006, spring)所収)
が最良のテクストだと思います。

(1-b-1)ヘッドを塗る

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↑タミヤの缶サーフェイサー、仕上げ用ライトグレイで事前に下塗り。
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↑タミヤエナメルのミディアムブルーで瞳を塗る。
筆はタミヤモデリングブラシPRO面相筆00号(以下PRO-00号と記述)。
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↑暗部を先に描く。
タミヤのスミ入れ塗料ブラウンを十分に撹拌して、塗料皿に取り、
PRO-00号で暗部に流す。
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↑肌色基本色の塗装。
タミヤエナメルのフラットフレッシュ+フラットホワイトをPRO-00号で塗る。
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↑赤みを入れる。
タミヤエナメルのフラットフレッシュ+フラットホワイト+フラットレッド少量を、PRO-00号で塗り、赤みを入れる。
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↑明部塗りと調整。
タミヤエナメルのフラットホワイト+フラットフレッシュ少量を、PRO-00号で明部に塗り、
これまでに用いた色で全体を調整。フィギュア上方の光源下でそれらしくまとまっていれば良い。


髪の毛とまゆ毛を塗る。
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↑髪の毛塗装前。
毛の位置はサーフェイサー仕上げ用ライトグレイの下地にスミ入れ塗料・ブラウンを流したままである。
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↑スミ入れ塗料・ブラウンの底に沈殿した濃い部分をすくって、タミヤモデリングブラシPRO-00号で髪の毛を下塗り。
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↑タミヤエナメルのデッキタンで髪の毛を塗る。
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↑まゆ毛も同様に、スミ入れ塗料・ブラウンで線を引いてからタミヤエナメルのデッキタンで線を引く。
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(1-b-2)手を塗る

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↑下塗りはタミヤサーフェイサー・仕上げ用ライトグレイ。
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↑タミヤ・スミ入れ塗料ブラウンをPRO-00号で暗部に流す。
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↑タミヤエナメル・フラットフレッシュ+フラットホワイトを塗る。
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↑タミヤエナメル・フラットフレッシュ+フラットホワイト+フラットレッド少量で赤みを入れる。
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↑タミヤエナメル・フラットホワイトで爪を描き、
フラットフレッシュ+フラットホワイトで明部を塗る。




(1-b-3)ブーツを塗る

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↑下塗りはタミヤサーフェイサー仕上げ用ライトグレイ。
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↑タミヤエナメル・フラットブラックを希釈してさらりと塗る。
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↑タミヤエナメル・ダークグレイで光を描く。



(1-b-4)乗馬ズボンを塗る

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↑下塗りはタミヤ・サーフェイサー仕上げ用ライトグレイ。
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↑タミヤエナメル・ミディアムブルー+デッキタン+フラットベースで暗部塗り。
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↑ミディアムブルー+デッキタン+RLMグレイ+フラットベースで基本色塗り。
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↑基本色にデッキタン成分を増やしたもので明部塗り。



(1-b-5)ベルトと拳銃ホルスターを塗る

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↑下塗りはタミヤ・サーフェイサー仕上げ用ライトグレイ。
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↑フラットブラックを希釈してさらりと塗る。
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↑レッドブラウン+フラットブラックを上塗り。
クロームシルバーで金具部分を塗る。


(1-b-6)M36野戦服を塗る

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↑RLMグレイ+フラットベースで暗部を塗る。
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↑RLMグレイ+デッキタン+フラットベースで基本色を塗る。
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↑デッキタン+フラットベースで明部を塗る。
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↑調整。
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後は記章類の塗装とデカール貼り、全体の調整である。

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余録 色の振れ幅が小さめな暗色→基本色→明色

(余録-1)ドイツ兵のズボンを塗る。
暗色塗り→基本色塗り→明色塗り の、暗から明への単純三段階。
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↑今回はタミヤ、ファインサーフェイサー・仕上げ用ライトグレイが下地。
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↑タミヤエナメル RLMグレイ+デッキタン+ミディアムブルー+フラットベース*の、
ミディアムブルー成分を強くした物=暗色を暗部に塗る。
*タミヤエナメルは、「XF」でも若干ツヤが出る感があるので、服の色はフラットベースで抑える。
塗る筆はブンセイドウ ハイセーブル 5/0 368円。
混ぜる筆はダイソー ナイロン筆極細 2本で105円。
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↑乾燥後、ミディアムブルー成分を弱くした物=基本色を塗る。
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↑乾燥後、デッキタン成分を強くした物=明色を塗り重ねる。






(余録-2)ルーマニア兵のズボンを塗る。
同じく暗色塗り→基本色塗り→明色塗り
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↑デッキタン+バフ+カーキ+フラットベースの、
カーキ成分を若干強くした物=暗色を塗る。
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↑カーキ成分を若干抜いた物=基本色を塗る。
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↑基本色のデッキタン成分を増した物=明色を塗り重ねる。

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(2)Tamiya 35240-A "自転車ハンス"のタミヤエナメル塗料筆塗りによる塗装過程

Painting "Hans by Bicycle" Step by Step

(2-a)下塗り

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↑ニッパー或いはクラフトバサミでゲートカット。
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↑ゲートを少し余して切る。
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↑デザインナイフでゲートを切る。
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↑デザインナイフでパーティングラインを削る。インジェクションプラスチックフィギュアを作ることは、削ることとほぼ同義だと思います。

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↑デザインナイフで襟の下や裾の袷の間隙を彫る。靴のかかとも彫っておく。髪の毛の流れもデザインナイフの刃先で彫る。
ベルトや輪郭線に沿って、デザインナイフをグッと押し付けて筋を付けておく。
ある程度削ったら、右腕を流し込み接着剤を塗って接着、上から更に流し込む。
1.5mmドリルでかかとに穴を開ける。

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↑先端を少し切った爪楊枝を挿して、持ち手を付けてから、これまでの作業で削ったところを流し込み接着剤を少量塗ってならします。

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↑タミヤの缶サーフェイサー、仕上げ用ライトグレイを吹く。
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↑そこまでキッチリサーフェイサーで塗りつぶさなくても良く、少し下地が透けてるぐらいで良いと思います。

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↑同様の手順で13人分用意したもの。


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(2-b)顔を塗る

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↑下塗りはタミヤの缶サーフェイサー。仕上げ用ライトグレイ。

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↑希釈したフラットブラウンを暗部に流す。

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↑フラットフレッシュ+フラットホワイト=「肌基本色」でベースを塗る。
私は鼻柱から塗る派です。

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↑顔面に「肌基本色」を塗る。

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↑腕と側頭部、後頭部に「肌基本色」を塗る。

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↑唇に「赤み」を入れる。
同じ色で肌に「赤み」を入れる。
「赤み」=フラットフレッシュ+フラットホワイト+フラットレッド。
写真はハンスの左頬に赤みを入れた状態。

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↑「赤み」を顔全体に入れる。

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↑腕に「赤み」を入れて、歯をフラットホワイトで塗る。

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↑フラットホワイトで明部塗り。爪にもフラットホワイトを盛る。

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↑明部調整。

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↑フラットブラウンでまゆ毛の下地を描く。

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↑デッキタンでまゆ毛を引く。
ブロンドの髪の毛はフラットブラウンを下地に、デッキタンを上塗りして表現する。

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↑全体の調整。

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↑全体の調整。ここで肌の塗装終わり。

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(2-c)トップスを塗る

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↑RLMグレイ+フラットベースで暗部塗り。

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↑RLMグレイ+デッキタン+フラットベースで基本色塗り。

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↑RLMグレイ+デッキタン+フラットベースを、先程よりもデッキタン成分を強くして明部塗りその1。

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↑デッキタン+フラットベースで明部塗りその2。

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↑希釈したフラットブラックでベルトの下塗り。
併せて稀釈したフラットブラックを左ポケットの徽章の内側に流す。

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↑ダークグレイ+フラットブラックでベルトの明部塗り。

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↑メタリックグレイをベルトバックルと徽章に塗る。



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(2-d)ピーパターン迷彩ズボンを塗る

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↑フラットブラウン+フラットベースで暗部塗り。

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↑フラットブラウン+ダークイエロー+フラットベースで基本色塗り。

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↑「ベースカラー」=フラットブラウン+デッキタン+フラットベースで明部塗り。

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↑「ブラックグリーン」の"インクブロット"を描く。
「ブラックグリーン」=フラットブラウン+RLMグレイ+フラットベース。

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↑「ピンクサンド」の"インクブロット"とドットを描く。
「ピンクサンド」=フラットフレッシュ+デッキタン+フラットベース。

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↑「ライトグリーン」のドットを描いて、"インクブロット"を少なめに描く。
「ライトグリーン」=イエローグリーン+デッキタン+フラットベース。

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↑「ベースカラー」と「ブラックグリーン」のドットを描く。
「ベースカラー」=フラットブラウン+デッキタン+フラットベース。
「ブラックグリーン」=フラットブラック+RLMグレイ+フラットベース。

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(2-e)靴とレギンスを塗る。

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↑靴に希釈したフラットブラックを流す。

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↑フラットブラウン+デッキタンで靴底を塗る。

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↑フラットブラウン+デッキタンを、靴底よりもフラットブラウン成分を強くして塗る。

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↑靴紐を引く。
デッキタン+フラットベース。

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↑レギンスを塗る。
デッキタン+フラットベース。
(側面の締め紐はフラットブラウン、その金具部分はクロームシルバー)

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(2-f)襟章、肩章、袖章を塗る。

ハンスの襟章と肩章と袖章を作って、塗ります。
ズボンをピーパターン迷彩にしたために、徽章類はSSのものをこしらえます。

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↑襟章と肩章はマスキングテープで作る。
襟章は一枚から切り、肩章は二枚重ねから切って作る。
使用しているマスキングテープは、タミヤのもの。
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↑フラットブラック+ダークグレイ+フラットベースを下地に塗る。
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↑肩章は歩兵の兵科色、白で縁に線を引く。
フラットホワイト+フラットベース。
ルーン文字のSSを穂先で描くも、中々綺麗な線を引けず。
伸ばしランナーをスライスして直径0.5mm程度のボタンを得て接着。

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↑リボン部分にフラットホワイト+フラットベースで下塗りして縁に黒い線を引く。
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↑フラットレッドにフラットベースで赤い線を引く。
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↑袖章はマスキングテープ一枚を切って貼る。
鷲章の下の丸い部分は、伸ばしランナースライスを接着。

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↑塗るも、上等兵袖章の線が歪んでいる。

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(2-g)銀ボタンを銀を使わずに表現する。


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↑ボタンにダークシーグレイを塗る。
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↑ハイライトにフラットホワイトを乗せる。
by tokyomonogatari | 2011-11-13 05:59 | ☆フィギュア模型の基本 | Comments(2)

1/35 ミリタリーフィギュアの工作と塗装の基本(2)

(1)国防軍スプリンターパターン迷彩ズボンの塗装過程

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↑下塗りはタミヤ・ファインサーフェイサー、仕上げ用ライトグレイ。
ズボンの暗部にタミヤエナメル・フラットブラウンを薄めて流す。
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↑基本色を塗る。

基本色
ダークイエロー+カーキ+フラットベース

塗る筆は全てブンセイドウ ハイセーブル 5/0

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↑茶色と緑色のパターンを塗る。

迷彩茶
フラットアース+フラットブラウン+フラットベース

迷彩緑
RLMグレイ+デッキタン+フラットベース

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↑縦方向の細い線を塗る。

細い線
濃緑色+オリーブグリーン+ジャーマングレイ+フラットベース

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↑太くなった縦筋を地色で塗りつぶして修正。

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(2)武装親衛隊ピーパターン迷彩ズボンの塗装過程

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↑下塗りはタミヤ・ファインサーフェイサー・仕上げ用ライトグレイ

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↑アタマから塗り始める。
タミヤエナメルにブンセイドウハイセーブル5/0筆。
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↑衣類のつや消しにはタミヤエナメルフラットベースを3-4割添加。
ただし、添加過剰では乾燥させれば表面が白く粉を吹く。
アタマ周辺から塗る。
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↑戦車兵黒服を塗る。フラットブラック+ジャーマングレイ少々+フラットベースをシワの谷と縫い目に流す。
 黒でも、瓶ナマの黒を使うというのは、やっぱり怖い感があるので、兵隊ミニチュアの場合グレーに近い黒を用いたいです。
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↑ジャーマングレイ成分を強くしたものを塗る。
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↑ダークグレイ+フラットベースを塗る。
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↑上着の塗装を整えてから、ズボンの塗りに入る。
 「罪のアントは、蜜豆、いやそら豆か」の辺りを思い出し、1/35でこのパターンを"密"豆と呼ぶのはどうだろうとか、ふと思ったりしつつ、
 ズボンはエンドウ豆パターン=ピーパターンに塗りたい。まずその下地を塗る。
 ダークイエロー+フラットブラウン少々+フラットベース
 陰になる部分はフラットブラウン成分を増す。
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↑明部をデッキタン+フラットベースでドライブラシ気味に塗る。
 1/35兵隊ミニチュアを、ドライブラシ気味に塗るときの筆はブンセイドウハイセーブル平筆0号。
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↑ズボンの下地にもっとフラットアース的な茶色味が欲しい。
 フラットアース+フラットブラウン+ダークイエロー+フラットベースを重ねる。
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↑エンドウマメ・ドットの密集合=島は島で、ドットの疎集合のところは別に塗りたい。
 密集合のところを塗ってみて、やっぱり下地がダークイエローに寄り過ぎて、
 迷彩パターンとの色の差異も小さく、目立たず、ダメで、
 イメージと全然違うぜと言うのをここに来てひたぶるに感じる。
 
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↑下地にフラットアース+フラットブラウン+フラットベースを重ねる。
 遠回り遠回り。ピーパターンの下地は濃い目の方が上のパターンを明るめに塗ったときに際立つという、当たり前の事を学ぶ。
 
 迷彩パターンは
 「濃緑」が、カーキドラブ+ジャーマングレイ+フラットブラウン+フラットベース
 「ピンクサンド」が、フラットフレッシュ+デッキタン+フラットベース
 「黄緑」が、イエローグリーン+濃緑色+フラットベース
 
 島の部分を整えてから、ドット塗りに入りたい。
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↑ズボン、重ね塗りで表面が荒れた感があるので、
 タミヤコンパウンド(粗目)を綿棒に付けて軽く研磨して、水を付けた綿棒で拭いて、
 そうすれば少し、表面は整えられるが、テカリが出るので、各色を薄めに重ねて塗りなおす。
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↑濃緑のドットから描いてみると、明らかに粒が大きいことに、塗ってから気付く。
※靴の下塗りはレッドブラウン+ジャーマングレイ
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↑下地の色を重ねて周りから埋めて、粒をちょっと小さくし始める。
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↑ピンクサンドのドットを描く。
 ※今回、ドット打ちには4/0と5/0のブンセイドウハイセーブル筆を使ってみましたが、
 やっぱり5/0の方が35分の1サイズにはベターだと思います。
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↑下地色のドットを描く。
 「下地色ドット」 フラットアース+フラットブラウン+デッキタン+フラットベース
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↑黄緑色のドットを描く。
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↑各ドットを増して描き、密度を上げる。
※靴は下塗りをキッチリ乾燥させてから、フラットブラックを薄く溶いてウォッシングしっぱなして二次の下塗り。
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↑拡大。
 ややイメージよりも黄緑が多すぎる感アリ。
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↑暗部にフラットブラウン+フラットアース+フラットベースを希釈して薄く流し、
 明部にフラットホワイト+デッキタン+フラットベースをドライブラシ気味に塗る。
by tokyomonogatari | 2011-11-13 05:10 | ☆フィギュア模型の基本 | Comments(0)

1/48 ミリタリーフィギュアの工作と塗装の基本

タミヤエナメルをBUNSEIDOハイセーブル5/0で塗る。

Tamiya 61103-Z、日本海軍パイロットの一人を塗る。

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↑缶サフを吹く。
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↑ヘッドを塗る。
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↑服の基本塗装。
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↑服に少々明暗をつける。
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↑細部塗装とサングラスの製作。
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↑コクタンブロックに油彩をしみこませたものをベースとして用いる。

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↑袖の日章旗は写真を見ると大小まちまちである。
大きいタイプにしたいため、1/32零戦のパイロットフィギュアに与えられている日章旗を用いる。
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Tamiya 61107、アメリカ海軍パイロットの一人を塗る。
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↑サーフェイサーを吹く。
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↑タミヤエナメルの筆塗りで塗る。
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↑プラ丸棒のスライスと0.1mm銅線でサングラスを作る。
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↑細部を塗る。
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↑LIFE誌の1943年7月19日号を持たせる。

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Tamiya 61103-Z、日本海軍パイロットの工作・塗装過程。

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↑Tamiya 61103-Zは、日本海軍パイロットインジェクションフィギュア史上最高傑作、フィギュアモデラー必携だと思います。

(1)Tamiya 61103-Z 工作編

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↑ニッパーでゲートを少し余してカット。

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↑ニッパーによるゲートカット終わり。

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↑デザインナイフでゲート処理。

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↑デザインナイフでパーティングラインのカンナがけ処理を行ってから、指の間を切って開く。

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↑デザインナイフで航空手袋の指の間を切って開き、刃の先端で手袋の開口部を軽く彫る。

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↑ドリルで襟の内側を開口。

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↑ドリルの径を大きくして更に開口。

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↑開口部の形状をデザインナイフで整える。

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↑右腕を接着。

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↑左腕を接着。

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↑左手を仮組みすると、やや手が長く露出しすぎている印象。

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↑左手首を若干短くカットする。

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↑左手を接着。

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↑襟の内側の開口部に沈める度合いを調整しつつ、ヘッドを接着。

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↑1/48の瞳を筆の先で描く自信が無いので、事前に彫刻しておく。マチ針で瞳の部分を彫り窪める。

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↑デザインナイフで半長靴の底を彫る。

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↑0.8mmピンバイスで靴底に穴を開ける。

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↑爪楊枝の先端を若干カットしたものを挿し込み、塗装時の持ち手にする。


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(2)Tamiya 61103-Z 塗装編

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↑サーフェイサーを吹く前に、これまでの工作で付いたであろう手垢、油分を落とすために洗って良く拭う。
 「ビオレU 泡で出てくる薬用ハンドソープ」を愛用。

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↑タミヤのファインサーフェイサー・仕上げ用ライトグレイを紙コップに吹き、しばらく置いてガスを抜く。

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↑エアーブラシでファインサーフェイサー・仕上げ用ライトグレイを吹く。
 エアーブラシはタミヤの0.2mmスーパーファインを高校時代から愛用。これしか持っていない。

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エアーブラシで吹くにはやや粘度が高くなったサーフェイサーを筆塗りして顔を整える。
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↑航空服の襟にサーフェイサーを筆塗りし、デザインナイフで刻んでファーを表現する。

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↑顔を綿棒で軽く研磨する。

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↑フラットブラック+ジャーマングレイで瞳を塗る。

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↑フラットブラック+ジャーマングレイでまゆ毛を引く。

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↑レッドブラウン+フラットブラックを希釈したものを暗部に流す。

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↑フラットフレッシュ+フラットホワイトを暗部を残しつつ塗る。

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↑フラットフレッシュ+フラットホワイト+フラットレッド少量で、赤みを加える。

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↑フラットフレッシュ+フラットホワイトで明部を塗り、これまでに用いた色で調整。
 顔の輪郭と航空帽の境目をはっきりさせるために、フラットブラック+ジャーマングレイを希釈して流す。

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↑肌色を調整しながら、レッドブラウンで航空帽の下塗り。
 航空帽の内側のファーはフラットホワイト+フラットベース。

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↑レッドブラウン+フラットブラック+フラットベースで、航空帽と襟のファーの暗色を塗る。
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↑フラットブラック+レッドブラウンを希釈して、航空半長靴をさらっと塗る。
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↑航空手袋をレッドブラウン+フラットブラックで塗る。
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↑レッドブラウン+フラットブラック+フラットベースで航空服の暗色を塗る。
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↑レッドブラウン+デッキタン+フラットベースで航空服の基本色を塗る。

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↑救命胴衣をデッキタン+フラットベースで塗る。

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↑救命胴衣の膨らんだ部分をRLMグレイ+デッキタン+フラットベースで塗る。

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↑航空眼鏡のガラス部をクリヤー+クリヤーオレンジ少量で塗る。

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↑ベースを作る。東急ハンズで購入した30mm立方のコクタンブロックにエポキシパテを盛る。
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↑歯ブラシで地面の凹凸をつける。
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↑フィギュアをフィットさせる。
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↑エポキシパテが硬化したらフィギュアをはずす。
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↑デッキタン+カーキ+フラットベースで地面を塗る。
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↑各部の塗り残し、はみ出しを修正しつつ、デッキタン+レッドブラウン+フラットベースで航空服にハイライトを入れ始める。
by tokyomonogatari | 2011-11-12 19:49 | ☆フィギュア模型の基本 | Comments(0)

1/35 ミリタリーフィギュアの基礎 組み立て編

1. 1/35 ミリタリーフィギュアの基本工作

(基本的工程1) Tamiya 35279-Bを組む。

(1)部品の切り離しとパーティングライン消し

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↑部品をニッパー或いはクラフトばさみで切り離す。

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↑若干ゲートを余して切る。

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↑ゲートをデザインナイフで切る。

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↑ランナーから切り離したヘッドに持ち手を付ける。
今回はピンバイス×0.8mmドリルを使用。

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↑パーティングラインをデザインナイフで削る。

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↑タミヤの流し込み接着剤を薄く塗って表面をならす。

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↑胴体と腕も、同様にデザインナイフでパーティングラインを削る。



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(2)指の分離

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↑ほとんどの1/35フィギュアでは、人差し指から小指までの間が閉じている。

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↑デザインナイフで指の間を切る。

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↑形を整えて、流し込み接着剤を薄く塗ってならす。

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↑右手も同様に加工。


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(3)かかと彫り

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↑脚が左右一体となっている場合、抜け方向の関係=金型の制約=アンダーカットを回避しなければならない都合から、
ほとんどのフィギュアにおいて、靴が平坦になりざるを得ない傾向がある。
その場合、かかとを彫りたいところ。 デザインナイフで切りこみ線を入れる。

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↑デザインナイフで彫る。

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↑右足の靴も同様に彫る。



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(4)襟の内側の開口

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↑0.8mmドリルで下穴を開ける。

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↑2.5mmドリルで穴を広げ、デザインナイフで整える。

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↑ヘッドを挿し込む。
 ヘッドの角度は車輌に乗せたり、情景ベース上に立たせてから決めたいので、ここでは固定をしていない。


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(5)接着

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↑接着面をならしつつ、流し込み接着剤を塗る。
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↑貼り合わせるもう片面にも流し込み接着剤を塗る。

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↑貼り合わせる。

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↑接着位置を決めて、接着剤を流し込む。

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↑同様に左腕も接着。かかとを0.8mmドリルで開口して持ち手をつける。

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↑パーティングラインを削ったところに流し込み接着剤を薄く塗ってならす。



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(基本的工程2) Dragon 6456-Aを組む。

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↑ニッパー或いはクラフトばさみでパーツを切る。
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↑上半身と下半身の合わせ目は600番のヤスリで軽く削る。
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↑パーティングラインを削り、パーツを整える。
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↑腕がやや太い印象なので、削ってひとまわり小さくする。
削り跡はタミヤの流し込み接着剤を少量塗ってならす。
指の切り離しも行う。

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↑流し込み接着剤で上半身と下半身を接着。

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↑SS将校帽は、6456のものだとピークの立ちが低すぎる印象。

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↑6144のSS将校帽をかぶってもらうことにする。

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↑0.8mm真鍮線を挿し込み、瞬間接着剤で固定。
金属線用のニッパーで適度な長さに真鍮線を切る。

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↑腕の接着。襟の内側は開口し、更に0.8mmの穴を開けておく。

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↑ヘッドを挿し込む。

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2. ホーネットヘッド化=Hornetize

イギリスのHornet社のレジン製の頭部に変えて組むことを、本ブログでは"Hornetize"と言う。

"Hornetize"は、Dragon社的体躯の"1/35"フィギュアにマッチする傾向があり、
Tamiya社の小ぶりな=正しい1/35に近い体躯のフィギュアにはマッチしない事が多々あります。


(1)概要:

(1-a)Tamiya 35200-DにHornetヘッドを用いつつ組む過程。
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↑ニッパーで切り離し。

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↑デザインナイフで整え、パーティングラインを消す。

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↑ズボンの縫い目を三角刀とデザインナイフで彫る。

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↑襟の内側をドリルとデザインナイフで開口。

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↑Hornetヘッド差し替え。

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(1-b)ヘルメットをかぶっていただくケース

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Tamiya 35207-cの襟口を開ける。

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↑ヘルメットの裏側の"落窪"=肉抜き兼金型コア側への引っ張りをデザインナイフとリューターで広げる。

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↑Hornetヘッドを挿し込み、喫頭線でカットする。

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↑ヘルメットをかぶってもらう。

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(2)詳説: Tamiya 35201-bにHornetヘッドを用いつつ組む過程。

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↑Tamiya 35201-bの部分。
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↑私はニッパーでプラスチックモデルのパーツを切り離さない。
小学校低学年から愛用の工作用ハサミで切る。
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↑パーツ切り離し状態。

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↑細工用ナイフでバリを切る。
模型用細工ナイフは、デザインナイフ派とモデラーズナイフ派と両刀使い分け派との三派が主流であると思われるが、私はデザインナイフ派である。
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↑0.8mmドリル刃で開口。下穴を開ける。

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↑3.0mmドリル刃で開口。

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↑1/35フィギュアは私見8割以上開口部に合うベストなドリル径が3.0mmである。。

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↑デザインナイフで開口部を整える。

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↑プラスチックモデル用の瓶入り接着剤には、
樹脂を有機溶剤に溶け込ませたタイプの接着剤と、有機溶剤のみのいわゆる流し込み接着剤とがあるが、
後者で接着し、かつ後者を切削部を溶かしてならす時にも用いる。
私は前者を滅多に用いない。スポークの張り替えの時に使う程度である。
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↑接着。両面塗り派と片面塗り派とがあるが、面倒な事もあり片面派である。
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↑上半身も接着。この状態ではまだパーティングラインを削っていない。
接着してしまうとパーティングラインを削れない場合は事前に削って接着するが、
事後でも削れるならば接着後に削る。
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↑デザインナイフで腕パーツのパーティングラインを削った上で、手の部分の指の間を刃先でセパレートにして、
拳の内部空間をドリルとデザインナイフで彫る。
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↑手をデザインナイフで切り離し。
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↑手を整える。
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↑0.8mmドリルで開口し、0.8mm真鍮線で軸打ち。瞬間接着剤で軸を固定。
真鍮線は金属線切断可能なニッパーで切る。ダイソーのものを愛用。
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↑0.8mmドリルで袖口を開口。下穴を開ける。
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↑2.0mmドリルで開口。1/35フィギュアでは私見では7割方2.0mmがベスト径である。
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↑2.0mmの穴。
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↑デザインナイフで袖口を整える。
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↑0.8mmドリルで開口。
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↑手を差し込む。
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↑ボディのパーティングラインをデザインナイフのかんながけで削り、流し込み接着剤でならす。
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↑腕を流し込み接着剤で接着。
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↑持ち手を付けるために穴を開ける、今回はお尻に0.8mmを開口。
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↑首をスムースに差し込むために、リューターで彫る。ダイソーのものを愛用。
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↑Hornetヘッドを切り離す。
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↑0.8mmで開口。0.8mm真鍮線で軸打ちをする。
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↑ヘッド差し込み。ややヘッドが大きめの印象。
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↑基礎の部分完成。

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(3) 平野義高氏原型ヘッドへの差し替え

平野義高氏原型のヘッドに挿げ替えて組むことを、このブログでは"Hiranize"と言う。
インジェクションフィギュア史上最も平野義高氏の造形的フレイヴァーを金型に余すところなく刻み得たのは、
ゼロ年代のTristar社を置いて他になく、ヘッド移植用としても各キットを複数枚手元に置いておかなければ、
精神的不安定に陥ってしまうほどのレベルで、必買、そして必ストックの珠玉のフィギュアキット群なのです。

Tamiya 35201-dにTristar 35002-Cのヘッドを移植する過程。

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↑部品をゲートカット。
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↑デザインナイフでゲート処理。
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↑デザインナイフでPL処理。合わせて左足の靴底を彫る。
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↑タミヤの流し込み接着剤で組む。
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↑襟の内側を開口する。0.8mmのドリルで下穴を開口。
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↑3.0mmのドリルで開口。
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↑デザインナイフで開口部を整える。
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↑Tristar 35002-Cヘッドを組んで、0.8mmのドリルで開口。0.8mm真鍮線を挿す。
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↑タミヤのエポキシパテ速硬化タイプを練って、真鍮線の芯にして首を盛る。
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↑ヘッド挿し込み。
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3. フェイスオフ法による性転換

Hornetのイスラエル軍男性AFVクルーのヘッドに女性フェイスを移植する過程。

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↑イスラエル軍男性AFVクルーの男性フェイスを切削して、女性フェイスを女性ヘッドから削ぎ取って持ってくる。
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↑接着。
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↑輪郭を整える。
by tokyomonogatari | 2011-10-30 01:53 | ☆フィギュア模型の基本 | Comments(0)

1/35 ミリタリーフィギュアの基礎 部品のミキシングとエポキシパテによる造形

(1)切断・接合・ミキシングによる小改造

(1-a)上半身と下半身の接合

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Tamiya 35156-Dは前方寄りかかりポオズの傑作である。
それを全身像にした上で、第二次大戦期のアメリカ兵に小改造したい。
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35156-Bの下半身を移植。
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↑薄刃のノコギリで切断。
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↑半身像の下半身も切断。
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↑上半身と下半身を接合。襟口をドリルとデザインナイフで開口。
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↑ヘッド挿し込み。
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↑M2重機に寄りかからせる。

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Tamiya 35269-Dの半身像の上半身を、全身像の下半身につなげる。
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↑Hornetizeしてまとめる。

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↑まっすぐに立ち、サイズも適度な35228=35234-Bの下半身は移植用としての汎用性が高い。

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Tamiya 35250=35251-Xの半身像を全身像化するのに、35228=35234-Bはサイズ的に丁度良い。

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↑左が上下半身接合、右が35228=35234-Bのストレート。
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Tamiya 35230=35244=35312-Aの腕組み上半身を、35228=35234-Bの下半身につなげたもの。




(1-b)関節角度の変更

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Tamiya 35269-Dにペットボトルのミネラルウォーターを飲んでもらう。
 関節でセパレートにする。
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↑口元をマチ針とデザインナイフでキス顔に変形、関節部にエポキシパテをはさんでつなげる。

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↑2mm透明ソフトプラ棒で代用して位置を決める。
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↑靴の上端で切り離してエポキシパテで再度接合。後ろに寄りかからせる。

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↑Tamiya 35269-Dの全身像のボディが左、Tamiya 35263-Fのボディが右。

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↑Tamiya 35269-D全身像の上半身をTamiya 35263-Fの下半身に接合、Tamiya 35269-D半身像の上半身をTamiya 35269-D全身像の下半身に接合する。

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↑接合。襟の内側を開口。

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↑Hornetizeして「読む人」と「飲む人」にまとめる。
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(2)エポキシパテを用いた小改造の基礎

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↑パーツをエポキシパテでつなげて大まかにカタチ出し。
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↑M8グレイハウンドのここに納まるように脚の長さを調整。
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↑溶きパテを塗布。
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↑防寒帽はモコモコと愛らしいのですが、やや重い印象でもあるので、M43野戦帽を若干斜めにかぶらせることに。
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↑エポキシパテを盛って戦車搭乗ズボンを防寒ズボンに太く柔らかく造形し直す。
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パーツの寄せ集めで武装親衛隊兵士の全体形を出す
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↑上半身6110B+下半身6142D
ヘッドはHornet HGH14の③

HGH14ヘッド→こちら
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↑裾のベースをエポキシパテで造形、硬化しないうちに腰周りの装備品付け。
右腰の双眼鏡ケースは6036、左腰のMP40マガジンポーチは6110を選択。

Dragon社双眼鏡ケース・パーツたち→こちら
MP40マガジンポーチの幾つか→こちら
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↑柄付手榴弾をベルトに差し込んだ状態を表現。
柄付手榴弾は今回、Tamiya Yβを選択。
併せて双眼鏡ケースを一回り小さく切削。

柄付手榴弾パーツの幾つか→こちら
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↑雑嚢を薄く削ってエポキシパテを盛って右尻に付ける。
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↑腕を付けて仮の演技出し。

大まかな形出しはこれで終了。

戦利品としてイギリス軍水筒を肩から掛ける。
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↑水筒の位置決め。エポキシパテで隙間を埋めつつ固定。

関連 イギリス軍水筒パーツ→こちら
今回はDragon6212を、表面のシワを削って使用。
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↑マスキングテープ二枚重ね細切りによる紐表現。
テープ本来の粘着力で位置決めの後、瞬間接着剤を少々流し込んで固定。
まずは背側を表現。襟部で一度途切れる。
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↑身体前面の紐は、迷彩スモック袷部の造形し直しと併せて行い、パテが柔らかいうちに若干食い込ませた。
スモック袷部の紐の結び方は大きく分けて二種類あるらしいが、今回は上から「XX-」状の結び方を伸ばしランナーで表現。
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↑スタンダードな形状の小型双眼鏡パーツたち
左から、
・Tamiya一般型
・Dragon一般型
・Dragon布付きタイプ
・Dragon Gen.2
・Dragon6214 Gen.1最小
・Tristar 武器ランナー
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↑形状が安定しているとしてよく使われるTamiya一般型では、今回の場合少々大きく感じたので、
Dragon6214双眼鏡を選択、紐をマスキングテープ二枚重ね細切りで表現。

双眼鏡の位置は服にポケットがあるとしたら上はその中央部辺り~下はベルトバックル上端に掛かるか掛からないかまで、写真を拝見すると個々人で差が大きい。
模型的身体のバランスと、アクチュアルな身体ヴォリュームとの差異からか、フィギュアでポケット中央部辺りに双眼鏡を持って来ると、往々にして紐を首に掛けたまま双眼鏡を覗く事ができるかどうか不安になるほど、特に横から見たときに窮屈に感ぜられる。
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↑6110Bの迷彩スモック上半身の襟元は、開いているのか閉じているのかファジーなので、開襟を強調する為にエポキシパテで襟元を造形し直した。

併せてパテの余りで横を歩く機銃射手を大まかに形出し。
上半身6161/6308 B+下半身6142 A
ヘッドはHornet HQH03 の2番を、ベレー帽切削の上使用。

関連 HQH03ヘッド→こちら

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パーツの寄せ集めでルーマニア軍戦車兵の形出し。

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↑Hornetの、ベレー帽を右に流しているヘッドと、Dragon6201上半身+6142D下半身を組み合わせて、モールドを削り落とす。
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↑タミヤ・エポキシパテ速硬化タイプで造形。
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↑じわじわ形を出してゆく。
今回造形の対象としている軍服は、上着胸ポケット二つ、ポケットフラップ下部直線的、ポケットプリーツあり、裾にポケットなしのもの。

ルーマニア軍戦車兵のズボンの裾はドイツ軍戦車兵と同様に靴のところでキュッと窄まる。
ベルトの留め具は、四角の枠を構成する金具タイプと、長方形のプレスタイプの二種が見受けられますが、写真を見るとプレスタイプは何らかのモールドありのものと、無しのものがあって、
モールドありのものには王冠をデザインしたタイプの他、決定的に鮮明な写真が見つからないものの、同心円的モールドが付いているらしい、ドイツ国防軍のベルトバックルそのものなのでは無いかとも思われるタイプが見受けられる。

腕の造形。
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↑インジェクション・腕パーツの袖を削り、生肌を露出させ、0.8㎜真鍮線で繋げる。
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↑エポキシパテで腕の芯適量盛り。
ここまでやって、パテ硬化待ち。今回は数日放置、忘れていた。
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↑右腕を負傷、吊る演技に持って行くに当たって、マスキングテープ細切りによる包帯巻き。
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↑エポキシパテで袖を適量盛る。
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↑90分程度放置、少々硬さが出てきたあたりで爪楊枝と刺繍針でシワ付け。
※パテは全てタミヤ・エポキシパテ速硬化のそれ。
硬化したら腕を一度外して、ポケットを造形する。

腕の吊りと、それに伴う襟の表現。
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↑「包帯或いは細切りの布により腕を吊る」事を表現。
マスキングテープ二枚重ねの細切りを実際に首に掛ける。

※腕を吊る用具は、右腕を吊る場合は右肩に掛かる方が前に出て、
左腕を吊る際には左肩に掛かる方が前に来るのが妥当。
ロバート・キャパが撮影した中国軍負傷兵、ドイツ将校捕虜は共に右腕を布で吊っているが、やはり右肩に掛かる方が前に出ており、
「大いなる幻影」La Grande Illusion(1937) のジャン・ギャバンも同様に吊り、
「男はつらいよ 寅次郎春の夢」(1979)のプレタイトル・シークエンスにおいても渥美清は同様に吊っている。

フィギュアではしばしば、逆に掛けられているので、気になる所。

ポケットはエポキシパテが若干硬くなったあたりで、四角に切り出し、適当な位置に付け、モールドを付ける。
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↑「吊り包帯」に押さえられる襟をエポキシパテ造形、併せて内側のタートルネックセーターを造形。
浮いた襟など、宙に浮いてデザインナイフで「押し切り難い」部分は、「エチケットハサミ」*で整えればOK。
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↑後ろ側で結ばれ、垂れる包帯。
これもエポキシパテで表現。

*エチケットハサミは、本来の用途、まゆ毛、まつ毛の手入れ或いは鼻毛を切る行為は勿論の事、
スタティックグラスを「植えた」後の剪定、フィギュア造形の際に余分に盛ったエポキシパテの除去などなど、中々模型に使えるアイテム。

ある程度ルーマニア軍戦車兵の形が出てきたところで、ドイツ兵と絡める。
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↑ドイツ兵の左腕を、インジェクション腕パーツの使える部分を適宜切削してつなげ、ルーマニア軍戦車兵の腰の辺りに添えられる部分にエポキシパテを盛る。
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↑くっつける。
広告業界で言うところの、「曖昧な同性愛的描写」Gay Vague記号を、模型においてルーマニア・ドイツ軍間の兵士に導入する試みだと深読みするのは流石にアホだが、
元来別の二体を密着させる行為は、フィギュアの製作において割とエキサイティングな事象である。
フィギュアにおける「身体」の描写を、「負傷」で表象させ、かつ「触れること」で二次的に表象、プラスチック的身体を否定しつつ、皮膚感覚の模型を描きたいと、常々思うのですが、足らぬ足らぬは技術が足らぬ。
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↑エポキシパテで密着させているだけなので、足元がずれないように両面テープで適当な角材に固定。
硬化を待つ。

22号館前の通り、木々に吊り下げ張られ巻かれ発光するクリスマスイルミネーションを見て、ふと、
やはり腕を吊るのは包帯ではなく三角巾だと妙なところで昂ぶり、思い定まり、
エポキシパテによる負傷兵の三角巾表現をする。
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↑吊る右腕の、三角巾に干渉する下部を適度に切削。
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↑主剤硬化剤を練って60分程度、
「柔軟性を兼ね備えつつも"青い硬さ"を持ち始めたアンニュイな思春期の如きエポキシパテ」
を薄く延ばし、三角巾の下地を造形。
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↑場所によってはパテを適量盛って、シワの整理。


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Tamiya 35075-Cを用いて、日中戦争期の日本兵を製作する過程。
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↑Tamiya 35075-Cのゲートルを巻いた脚と、35086の開脚座りの下半身のパーツを関節をの角度を変えつつ繋げる。
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↑Tamiya 35075-Cの上半身のモールドを削り取ったものに各種フィギュアパーツを繋げて、仮に大まかに形出す。
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↑昭五式軍衣の詰襟をエポキシパテで造形。雑嚢も作る。
水筒パーツは35075-Cのものを用いる。私見では35090の水筒よりも形が冴えている。
雑嚢と水筒の紐は板鉛で作る。
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↑水筒のふたに繋がっている紐をマスキングテープ細切りで作る。
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↑水筒を肩から提げている紐のベルトの下からの部分をマスキングテープ細切りで作る。
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↑ベルトの下からのマスキングテープの紐のラインを、ベルト上からの板鉛の紐のラインに繋げる。
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↑帽垂れはエポキシパテを薄く延ばしたもので作ることが出来る。
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↑エポキシパテが硬化する前に形を決める。
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↑靴の紐は伸ばしランナーで作り直す。
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↑伸ばしランナーでバックルを作る。
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↑細いプラ棒をスライスしたもので靴の裏に鋲を打つ。


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↑鉄帽は裏をリューターでくり抜いてからヘッドにかぶせる。
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↑エポキシパテとプラスチックのパーツ片から雑嚢と衛生用具嚢を作る。
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↑リューターとやすりで紐の通る路を彫り窪ませて、エポキシパテを適量埋める。
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↑板鉛で紐を作る。
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↑35075-Cの水筒を雑嚢にフィットさせる。
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↑座る兵士の水筒とは、ふたの紐の位置を変えて作ってみる。
こちらは中央から延びる紐がふたに繋がったタイプにする。マスキングテープ細切りで作る。
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↑肩からかける紐のベルトから下の部分をマスキングテープ細切りで作る。
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↑紐のラインを繋げる。
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↑銃剣のディテールを作り直す。
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↑伸ばしランナーで靴紐を作り直す。
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↑胸ポケットをエポキシパテで造形。伸ばしランナーでバックルを作る。
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↑エポキシパテで衛生兵袖章を作る。マスキングテープ二枚重ね細切りで鉄帽から下る顎紐を作る。
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↑エポキシパテで顎紐の蝶結びの輪を造形。
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↑エポキシパテで顎紐の蝶結びの線を造形。
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↑紐を整える。
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↑エポキシパテで鉄帽の下にかぶった戦闘帽のひさしを作る。
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↑サーフェイサーを吹く。

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by tokyomonogatari | 2011-10-20 12:28 | ☆フィギュア模型の基本 | Comments(0)

1/35 ドイツ兵のディテール表現実例集(1)

ドイツ兵装備品のディテール表現

(1)ドイツ軍ヘルメットの顎紐

(1-a)エッチング金具を用いた表現

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↑二枚重ね細切りマスキングテープで顎紐を表現します。
瞬間接着剤で留める点はヘルメットの内側側面。ヘルメットの顎紐は、耳の中頃からこめかみにかけてのラインで顔の輪郭線との間に浮きが生じますが、それを表現しつつ接着します。
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↑ライン出し終わり。
今回選択したヘルメットは、Dragon-Gen.1"post-late period of Helmets" 「晩期」において私見ベスト形状のヘルメット、6201。
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↑6201ヘルメットは、リベットモールドが後部も含めて5点、綺麗に入っているのですが、0.4㎜プラ棒スライスで打ち直し。
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↑二番リベットにマチ針で窪みをつけます。
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↑Dragon6304/6305に付属している、顎紐エッチングパーツを部分的に用います。
このエッチング、グロースドイッチェランド師団の刺繍モールドが入っている肩章パーツがあり、
リリース当時は感動したものですが、後にTamiya 12625が登場し、デカールで表現出来るようになりました。
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↑瞬間接着剤でとめる。

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(1-b)水筒の金具部分の移植による表現

エッチングの表現の他、四角い金属棒に銅線を巻き付けて内側をカットする、"巻き線内側カット法"でも四角いバックルは得られますが、
成形品で金具部分の表現を行いたいならば、Tamiyaのドイツ兵の水筒がオススメです。
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↑まずヘルメットをかぶらせる
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↑マスキングテープ二枚重ね細切りの端をヘルメット内側に瞬間接着剤で固定。
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↑若干テンションをかけつつ、顎で固定。
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↑丁度良い長さにマスキングテープ二枚重ね細切りを切り、端を固定。
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↑Tamiya Yランナー水筒。Yα、Yβともに、成型色の違いはあれども形は同じだとお見受けいたします。
この金具部分を削ぎ取って利用します。
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↑耳の下端にかかるかかからないかのところで固定。
モールドされている「金具のハトメ穴に入れる部分」は、下にします。


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(2)M43規格帽の徽章類

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↑HH17の3番。何やら召し上がっていらっしゃる。
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↑私的感覚では、ヘッドは、「ヘルメット顔」と「帽子顔」の、それぞれが似合うナァと思わされる顔立ちに大まかに二分されます。
彼は「帽子顔」でありましょう。斜めにかぶらせる事を意識しつつ"喫帽子線"でカット。
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↑ドイツ軍43年式規格帽をかぶせる。エポキシパテで隙間埋めを兼ねて接着。
規格帽はキットによりまちまちでありますが、今回はモールドの線が綺麗に出ているDragon6131を選択。
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↑エポキシパテで包帯巻き。
併せて口の中を整理。下唇を若干上の位置に造形し直して、より若くします。
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↑43年式規格帽のディテールを作り直しましょう。
前面の布の合わせ部分をエポキシパテで作り直し、重なりを強調、0.4㎜プラ棒スライスによるボタンを二つ付ける。
コカルデは0.6㎜プラ棒スライス。
国家鷲章は0.4㎜プラ棒スライス+0.13㎜プラバンで表現。
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(3)ヘッドフォン



(3-a)Tamiya耳あて+Dragonバンドによるヘッドフォン

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↑ツル部分のエッチングは、サイズの差異が激しい。
左はTristarの38(t)、右上Dragon 6014、右下Dragon 6214
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↑フォンな部分。
左からDragon A、Dragon B、Tristar
Dragon Aが6014エッチング同梱時に付属するタイプで、Dragon Bが6214エッチング同梱時に付属するタイプです。

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↑その裏側。

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↑上はDragon 1/16、下はDragon 6131
中央部のくぼみが1/16と6131では存在。
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↑Tamiyaのヘッドフォン。
今回見た中で、フォンの円柱の円周に走るデッパリが最もキッチリ出ている点でベスト。
これとDragonのエッチング・ツル部を繋げたい。
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↑Tamiyaヘッドフォンのフォンな部分の耳に当たる側に窪みを設けたい。
まずカルコでセンターにポンチング。
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↑徐々にドリル径を上げていって、最後は2ミリまで、貫通しないように揉んで窪みを設ける。
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↑ツルに繋がる部分は、1.5mmプラ丸棒を基部にしてそれらしいカタチにする。
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↑こう並べると、顔っぽく見えることに気付いた。
ツル部は上がDragon 6014、下がDragon 6214
サイズ差が大。
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↑Dragon 6014
チョット短めに見えるものの、
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↑Dragon 6214
こちらの大きすぎな感よりはベターなので、6014を今回選択。
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↑フォンとツルを接着。
※ささやかな事ですが、Dragon社のこの色のエッチングパーツは、磁石にくっつきますので、
ちょっとした作業の際にとっつけておけば、うっかり紛失してしまうことを減らせると思います。
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↑ツルのフォンに繋がる部分は「重ならない二重構造」(語義矛盾の感アリ)なので、それっぽくそれを表現するためにスペーサーを入れる。
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↑6014エッチング・ツルを切って、接着。
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↑首に掛けてみたものの、やっぱりまずはフォンの部分をキッチリフィットさせてからじゃないと、取ってつけたような「模型的身体」的な違和感が出てしまう事を感じ、猛省。

結局のところ、作ってみて感じた私見ベストチョイスは、
ツル本体は金属板でヘッドに対してのベストな長さを出しつつ自作、
中が抜けた長さ調整部分は自作に難アリなので入手可能性が高いDragonエッチングから移植して、
フォン部はTamiyaインジェクションパーツからの小改造だと思います。





(3-b)Tamiya耳あて+Tristarバンドによるヘッドフォン

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↑耳あての部分はTamiya、ツルはTristar+一部Dragon
ツルはTristarを基にして、両端、二つに分岐している部分も表現したいので、
Dragonエッチング6014の端を、マスキングテープ二枚重ね細切りを挟んで隙間を設けて接着。
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↑傘の持ち手も試作。
塗装のことも考えて、差し込み式にしたい。
0.64mm丸棒の中心に0.40mmの穴を開口するのがちょっと難しい。
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↑イマイチなので作り直す。
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↑耳あてからの左右デッパリを作り直し、ツルのピークを左に寄せる。
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↑スロートマイクとメガネをそのうちに加えたい。
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↑Dragon 6014エッチングの端と50ミクロン銅箔を溶接して、ツルの長さを任意に作れるようにしようと試みたのですが、
中央に走る線をどう出そうかと悩み、没にする。

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(4)帽子に付く楕円形の徽章

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↑M43規格帽の側面に付けられたグレイハウンド章を表現する。

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↑プラ棒を斜めにスライス。
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↑先が平たいペンチでで潰す。
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↑形を整えて使用する。



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(5)リッツェン・襟章

ドイツ軍の襟元の階級章を塗装で表現するならば、
マスキングして細い線を引くよりも寧ろ、マスキングテープの細切りを塗った方が楽です。
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↑写真左、ドイツ兵の襟に、
マスキングテープ細切りを「Ⅱ」を横に倒したような形で貼り、
低粘度の瞬間接着剤を針先で流して固定する。
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↑マスキングテープ・モールド部を筆で塗る。

右胸ポケット上の国家鷲章は、マスキングテープを台形に切ったものと、
プラ棒の薄切りを合わせてモールドを作り、その上を塗った。
しかしどちらも、キット自体に明確なモールドがあれば、回り道をしないですむはず。
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今日的には、Tamiya社かPassion Models社のデカールを活用すれば階級章は楽に乗り越えられますので、
この方法はもはや不要という感があります。

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(6)肩章

1/35ドイツ兵の肩章は、キットのモールドを一度削り落して作り直したい部分です。
腕を上げると、肩章は浮きます。
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↑若干硬化したエポキシパテを薄く延ばして、裁断したもので、浮いた肩章を作ったもの。

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↑負傷兵の記号として、「垂らし」も度々行われます。
ボタンを紛失、或いはボタンを留めないでいると垂れます。
このあと、折り返し部につく押さえの布を造形、縦方向に付くボタン穴を彫ってやるとベター。

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(7)細い紐の蝶結び表現



(7-a)エポキシパテによる蝶結び表現


小さい蝶結びディテールをそれらしく形作っておく。
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↑マスキングテープ細切りで、「蝶結びの二本の直線」を表現する。
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↑エポキシパテを練ってから120分程経過した物を薄く延ばし、細切りにしたものを輪にしてピンセット先で圧着する。
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↑「輪」と「直線」それぞれ2つずつをズボンの裾に接着。
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↑本当はもうちょっと太めの紐かもしれない。


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(7-b)マスキングテープによる蝶結び表現

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↑下に垂れる直線二本を、マスキングテープ二枚重ね細切りで表現。
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↑マスキングテープ一枚細切りを、輪にして瞬間接着剤で留め、その端を鋭角に切る。
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↑輪を二つ接着。中心の結び目をマスキンテープ一枚細切りで付ける。
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↑両脚の外側、ズボンの裾下に付ければ、防寒ズボンの蝶結びディテール表現はOK。



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(8)服の裂け目

(8-a)防寒ズボンの裂け目


防寒ズボンに裂け目を作る。
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↑右側の兵士の左足膝に、裂け目を造形する。
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↑ピンバイスで開口。
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↑穴を拡張。
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↑エポキシパテ適量埋め。
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↑裂け目造形。


防寒ズボンの二つの筋は、膝に当たる布を更に一枚重ねる為の縫製線であるとの事を知り、
そこに裂け目を設けるにあたって、前方に垂れる布を2枚重ねる事に致しました。
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↑マスキングテープを切り出して、もう一枚の布の表現をして、
低粘度瞬間接着剤を薄く塗布して若干硬くした上で、溶きパテ塗布。


(8-b)コートの裂け目

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↑裾の辺りに裂け目を作りたい。
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↑まずドリルとデザインナイフで穴を開ける。
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↑エポキシパテを埋める。
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↑裂け目を造形する。





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ドイツ軍衛生兵の小道具、
「弾薬箱をペンキで白く塗り、赤十字を描いた救急箱」の表現。
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↑Dragon Gen.2弾薬箱+6119赤十字デカール④
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↑Bunseido 5/0 ハイセーブル筆で塗料ハゲを描く。


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ドイツ軍柄付手榴弾をベルトにはさむ

キットのボディがある程度彫り窪まれていても、中々合わないもので、
6115のC、彼もまた若干彫り窪まれているものの、
柄付手榴弾がそのままではフィットしてくれない。
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↑リューターで大きく彫り窪ませる。
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↑エポキシパテを適量充填し、柄付手榴弾をフィットさせる。
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↑エポキシパテで上を流れるベルトを造形。
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↑ベルトバックルを付ける。
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↑慎重にやれば、このように分割する事も出来る。
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↑革製弾薬ポーチを接着。


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タマゴ型手榴弾をリングで引っ掛ける表現

ドイツ軍卵型手榴弾は、弾薬ポーチなどにリングで吊り下げられるものなのですが、
写真を見るとこのリングは結構大きく、見て見ぬフリして省略してイモ付けするわけにはいかない感があるので、1/35ミニチュアでもそれなりにキッチリ表現したいところです。
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↑0.5㎜プラ棒スライスをビーディングツール/ナナコの2番で抜いてリングを得る。

今回選択した卵型手榴弾のパーツはGen.2/Premium-Editioned Gen.1のもの。
※ドイツ軍卵型手榴弾ミニチュアの比較→こちら
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↑弾薬ポーチの下部をマスキングテープで作り直してリングを引っ掛ける。
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タバコの持ち方

A 「つまみ」グリップ=ペンホルダーグリップ
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↑親指と人差し指間でつまんでグリップ。
1/35手パーツの指一本一本をセパレートにして、流し込み接着剤で柔らかくしてつまませる。
手パーツは、Dragon社のものがプラスティックの質も柔らかくてグッド。


B 「はさみ」グリップ
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↑人差し指と中指間ではさんでグリップ。
1/35兵隊ミニチュアで一般的なグリップ。
表現が「つまみ」グリップに比して楽であり、この形に持っていくのに適した手パーツも多い。

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↑6115Aには「つまみ」グリップでタバコを吸わせる。

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↑6115Cには「はさみ」グリップでタバコを吸わせる。
by tokyomonogatari | 2011-10-14 00:55 | ☆フィギュア模型の基本 | Comments(0)

1/35 ドイツ兵のディテール表現実例集(2)

水筒の雑嚢Dリングへの引っ掛け表現





Ⅰ 各社ドイツ軍水筒の羅列
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↑左から
①Tamiya Yα
②Tamiya Yβ
③Dragon Gen.2
④Dragon 10周年記念ランナー
⑤Tristar 35024



Ⅱ Tristar 35024雑嚢と各社ドイツ軍水筒のサイズ・バランス
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Tamiya Yα
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↑Tamiya Yβ
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↑Dragon Gen.2
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↑Dragon 10周年記念ランナー
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↑Tristar 35024
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↑相対サイズ的にグッドな、35024水筒を選択。少々細部工作を追加。
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↑雑嚢に接する側の紐に浮きを作る。
パーツのモールドを切削、マスキングテープで作り直して、低粘度瞬間接着剤で表面を若干硬くする。
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↑側面から見て、適度な浮きがあるように位置決め。
Dリングは前記事の35A35の7番エッチングパーツ。





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↑雑嚢のDリングに水筒や飯盒を掛ける場合、雑嚢をエポキシパテで柔らかく作り直してフィットさせるのが結局は楽である。


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銅線でDリングを作る

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↑0.7mm真鍮線を一部半丸線に削る。
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↑0.28mm銅線を巻きつけてペンチで軽くつぶす。
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↑外側あるいは内側から切って、Dリングを得て、これを整える。
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↑ドイツ軍雑嚢のDリングに活用。


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1/35ドイツ兵ミニチュアの、「ガスマスクケース」に「ガスシートケース」を巻きつける過程を記録。
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↑丸まったガスシートケースは、Gen.2の装備品から。
Gen.1時代の丸まったガスシートケースは、大きすぎの感があったのですが、
Gen.2のこちらは大分サイズ的にグッド、しかし紐が食い込むミゾがモールドされなくなりました。
まず右のように紐の食い込む周辺部を切って抜く。
(参考)ガスマスク・ガスシートケース比較記事→こちら
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↑ガスマスクケースは、Tamiya Y+Dragon Gen.2の上下フタ部分。
ガスシートケースを接着。
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↑エポキシパテを適量充填。
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↑マスキングテープ二枚重ね細切りを食い込ませて、パテを硬化させる。
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↑硬化後、マスキングテープ二枚重ね細切りで表現した紐を瞬間接着剤で固定しつつ巻きつける。
(余談)
瞬間接着剤は、最近100円ショップでよく見かけるようになった感のある、
「セメダインLOCTITEミニ」(1グラム入り×2本)を愛用。
これは扱い方が荒い小生でも、割と「使いきれる」瞬間接着剤。
ショップ99でもお見掛けするようになり、夜間でも買えて便利。
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↑紐の輪状の部分をマスキングテープ一枚細切りで表現、「コ」の字型の金具を伸ばしランナーをピンセット先で曲げて表現。
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↑紐のハトメ穴は、マチ針を押し付けて表現。
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↑(参考)ガスシートケースが巻きつけられた状態のガスマスクケースのパーツもあるにはあって、
写真のものはDUSTの1/35フィギュアの装備品パーツ、A14番。
1/35ドイツ兵ミニチュアのガスマスク缶にガスシートケースを巻きつける方法には、
紐一本で巻く場合と、二本で巻く場合があるらしく、
巻きつける紐も革製のハトメ穴が開いたものと、布製の長さフレキシブルにバックルで調整できるタイプがあるらしいと、
並木書房「ミリタリー・ユニフォーム4 第2次大戦ドイツ兵軍装ガイド」の写真を見て知る。
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↑一本巻きと二本巻き。
今回、一本巻きの方は革製紐のそれを表現し、二本巻きは布製紐のそれを表現。
ガスマスク缶はTamiya Y+Dragon Gen.2上下フタ。
ガスシートケースはGen.2、紐はマスキングテープ二枚重ね細切り。
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↑バックルはTamiya Y水筒パーツから移植。
「ハトメ穴に入れる突き出し部分」も表現されていて、ヘルメット顎紐の金具にサイズ的にも利用できそうなのですが、今回の巻きつけ表現の場合、この部分は不用なので接着剤がカッチリ固まったら切削したいところです。
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アァ、ドイツ兵作ってるナァと、
殊更/しみじみ/改めて感じさせられるのは、腰周りの装備品のヒモを工作している時。

雑のう、水筒、ガスマスクケース、スコップなどが、互いに干渉しない/適度に干渉するような範囲で自然に位置決めねばならぬし、ヒモの流れ方も極力自然にしたいところ。

少なくとも、ガスマスクケースのイモ付けは避けたい。
模型誌作例においても、未だにイモ付けがなされたドイツ兵フィギュアを時折お見かけしますが、
「いかにも模型的な身体」を与えられているようで、何だか可哀そうで切ない印象を受けますので、
マスキングテープ二枚重ね細切りでヒモを体から適度に浮かして表現したい。
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↑今回、雑のうはエポキシパテで形出して、
Tristar水筒、Tamiya+Gen.2ガスマスクケースをフィットさせ、
パテ硬化後一度外して、雑のうのヒモをマスキングテープ二枚重ね細切りで作り、
再び水筒、ガスマスクケースを接着して、それぞれのヒモも二枚重ね細切りで表現。

ガスマスクケースのヒモは、体から浮いた部分で上から見て右回りの捻りモーメントを掛け、
瞬間接着剤を針先で少量流し込んで基部に接着。

雑のうの中央から伸びるヒモ、ガスマスクケースの下から伸びるヒモの先につく、
「カマボコ型のベルトに引っ掛ける金具」は、100円ショップ扱い、サンノート社のポンチ、
「ランチタイム*」で、0.13㎜プラバンを打ち抜いた「フォーク」の先端を切り離して得る。

*「ランチタイム」ポンチによる金具表現→こちら





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↑ガスマスクケース紐のバックル以下部分は、紐が二重になり、そのズレや浮きが見える事もあるのだが、それを模型で表現したい場合、下の二枚重ねの上に一枚で紐を二重に表現する方が、二枚重ね+二枚重ねで表現するよりも私見スマート。






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マスキングテープによるライフルのスリング表現。
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↑マスキングテープ二枚重ね細切りをエッチングパーツ小片に通し、7~8㎜折り返して接着。
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↑ダイソーのアルミテープ40ミクロン厚で、輪と金具を表現。
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↑エッチングパーツ小片は、ABER社の35A21 "Buckles and Straps" の5番を部分的に使用。
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↑Kar.98kのライフルスリングは、反対側に抜けて留められる。
その反対側のスリングと周辺のディテールはマスキングテープ二枚重ね細切り+ダイソーアルミテープ40ミクロン厚+0.4㎜プラ棒スライス。
併せてストックの丸い金具部を、0.6㎜プラ棒スライスに画鋲の先で窪みをつけて表現。


銃口を開ける
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↑袖口と銃口はやはり開けたい部分。
デザインナイフの先端でグリグリするのも宜しいが、小生は画鋲をグリグリして窪みを付ける。

スリングの、トンネルを抜けた向こう側のモールドが、付いているモノもあれば付いていないモノもあり、
Tamiyaの「自転車行軍セット」付属のKar.98k、YβランナーのGew.43にはモールド無し。
スリングと同様に、マスキングテープで表現したい*。
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↑マスキングテープ一枚による表現。ちょっと薄い感がある。
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↑マスキングテープ二枚重ねによる表現。リベットは0.4㎜プラ棒スライス。
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↑Gew.43のスリングの向こう側もKar.98k同様の形。こちらもマスキングテープ二枚重ね。

*モールドがあるものも、ちょっとスリングとして細い傾向にあり、太さを揃えて表のスリングに繋げるとなると結局作り直したほうが良いかもしれません。

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↑ライフルを肩から掛けているフィギュアは、極力横から見た時の違和感が無いように紐の位置を調整したいところです。
たまに、"重力に逆らい過ぎている"作品を見かけることがあります。

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タミヤエナメルによるKar.98k、Gew.43の塗装の記録。
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↑左のGew.43はTamiya武器ランナーYβ、右のKar.98kはTamiya自転車行軍セット付属。
木部にはフラットブラウン+ジャーマングレイ+ダークイエローを塗り、
クリヤーにクリヤーオレンジを極少量加えて上塗りをして、それっぽい手順でうっすらニス塗り表現。
金属部はガンメタルで塗って、その上から随所にメタリックグレイでドライブラシ。


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↑余録
塗装してみて少々気になり、床尾板 butt plate の厚みを写真に収めて備忘。
上から、
①Tamiya Kar.98k (自転車行軍セット付属)
②Tamiya Gew.43 (武器ランナーYβ)
③Dragon Kar.98k (Gen.2)
④Dragon Gew.43  (Gen.2)
by tokyomonogatari | 2011-10-13 02:19 | ☆フィギュア模型の基本 | Comments(0)

1/35 ワインを勧めるドイツ兵の塗装と簡単な地面の製作

(1)フィギュアを塗る

Tamiya 35247-Yを小改造したものを塗る。

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↑タミヤの缶サーフェイサーを吹く
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↑タミヤエナメルで塗る。フラットブラウンを希釈して暗部に流す。
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↑フラットフレッシュ+フラットホワイトを塗る。
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↑フラットフレッシュ+フラットホワイトを、ホワイトを強くして明部に塗る。
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↑フラットフレッシュ+フラットホワイト+フラットレッド少量で赤味を入れる。
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↑他の部分を塗りつつ調整。
服はフラットベースを入れてツヤを消す。
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(2)地面の製作

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↑エポキシパテを盛り、歯ブラシで叩いて小さな凹凸を付け、
溶きパテを塗って少し整えた地面を塗る。
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↑いびつな円のカーブに合わせてマスキングテープを切ることなく、
円の接線接線接線で徐々に、かつファジィにカバーする、接線マスキングをする。
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↑フラットブラウン+ジャーマングレイ+フラットブラックのセピア色を吹く。
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↑セピア下塗り。
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↑デッキタンを植物と石の部分に塗る。
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↑ちょろっと塗り分け。
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※余録 持ち運ぶ際の簡易梱包

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↑5ミリ厚ノリ付きスチレンボード二段の、上段にはまるようにする。
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↑厚紙で囲んで固定。
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↑プチプチ袋に入れる。
by tokyomonogatari | 2011-10-05 19:22 | ☆フィギュア模型の基本 | Comments(0)

1/35 イタリアンワインを飲むイギリス軍戦車兵の塗装と砲塔カットヴィネットの製作

手早く塗ってそれらしくまとめる過程。
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↑タミヤの缶サーフェイサー、仕上げ用ライトグレイを吹いて、
下地の影色を事前にエアーブラシで吹いておく。
砲塔にはフラットブラック、フィギュアの肌にはフラットフレッシュ+フラットホワイト。

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↑ワインを飲むイギリス軍戦車兵はTamiya 35305-X&Yからの改造。

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↑タミヤエナメルのフラットブラウンを希釈して暗部に流す。
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↑フラットフレッシュ+フラットホワイトを塗る。
フラットレッドを少量加えて赤みを入れる。
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↑砲塔下地。
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↑タミヤアクリルをエアーブラシで吹く。
ダークイエローを吹いてバフを吹く。
デカールを貼る。

エアーブラシは高校時代に「わらそう」で購入したタミヤのコンプレッサーレボに、
「ライトモケイ」で購入したスーパーファイン0.2mmを、数年に一度ニードル交換しつつ愛用。
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↑タイトルプレートを印刷する。
今回使用したものは、インクジェット専用のものではない、徳用ハガキ50枚105円である。
Giacomo Borgognoはイタリアのワイン、The Daily Mirrorはイギリスのタブロイド紙。
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↑"The Daily Mirror"をこしらえる。
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↑ハガキに印刷したものを切り、切り口を油性マジックで黒く塗ってタイトルプレートを作って、両面テープで貼る。
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↑伸ばしランナーでアンテナ線を作り、マスキングテープで旗を作って、タミヤエナメルで塗って終わり。
by tokyomonogatari | 2011-10-01 22:38 | ☆フィギュア模型の基本 | Comments(2)