Tamiya 35004は、先行するモーターライズキットに付属していたアメリカ戦車兵の編集版です。
今日、このキットを眺めて思わされるのは、箱裏に書かれたアメリカ軍師団章、階級章が、
この文章を書いている時点で、未だにタミヤ社からデカールとして供給されていないという、その不在の哀しさなのです。
さて、MM史的に注意せねばならないのは、MMシリーズでリリースされたフィギュアで、
初めて指差しポオズが与えられているのが、このTamiya 35004である、という点なのです。
しかし、指差しポオズの人物が車輌内部ではなく、地上に降りるのは、モリナガ・ヨウ先生の指摘のように、
Tamiya 35010=35011の登場を待たねばならなかったのでした。