MMシリーズ史上初めてリリースされた砲はイギリス軍6ポンド砲なのですが、
そのフィギュアもまたMMフィギュア史上重要な位置を占めています。
学生運動の時期に開始されたシリーズがMMであって、時代性に似つかわしく、
これ以前のMMフィギュアの頭部とヘルメットは一体成形されていたのですが、
ヘルメットが頭にかぶらさせるこ部品として初めて完全に独立*して与えられ、
喫頭線=喫ヘルメット線で頭部がカットされた初めてのフィギュア、それがTamiya 35005のイギリス軍砲兵だったのです。
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(註)
*Tamiya 35002やTamiya 35003のドイツ兵フィギュアでは、ヘルメット自体は独立した部品として与えられているが、
フィギュアはヘッドギアと一体成型されている。
ここでいう「完全に独立」とは、ヘッドギアをかぶせることが前提で、そのヘッドギアがヘッドとは独立したパーツとして与えられていることを指す。