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トランペッター社 武器ランナーの再評価

Dragon社Gen.2に先駆け、トランペッター社はドイツ軍武器ランナーでスライド金型を用いて、
MG42の上下放熱口を抜き、MP40のストックの尻をキッチリ抜き、しかも図嚢の側面も抜いていた事に今更気付いて驚いている次第。

・MG42の放熱口
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↑左放熱口
上がGen.2 、下がトランペッター
ディテール数的にはGen.2であるが、トランペッター社のそれは上だけでなく、下の放熱口がキッチリ抜かれている点に注目したい。
放熱口の形状は、トランペッターのものはより細長い傾向。
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↑右放熱口
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↑上部放熱口
手前がトランペッター、奥がGen.2
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↑下部放熱口
Gen.2にはモールドされていない!!
トランペッター社のフィギュア自体にも、この情熱を切望したいところです・・・。


・MP40のストック
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↑上がGen.2 、下がトランペッター
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↑左がトランペッター、右がGen.2
ここは結局、金属線で作り直したい部分。


・図嚢の側面
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↑左がトランペッター、右がGen.2
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↑トランペッターの物は、両側面がスライド金型でちょっと窪んだ形状を再現してある。
これはおそらく、インジェクション図嚢で唯一の成型。
※追記 斜めに抜いて、側面のくぼみを再現する事はDragon社に見られるが、
この部分を用いる為にスライド金型を用いるのはおそらく唯一ではなかろうか。


・弾薬箱
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↑弾薬箱も、側面モールドをスライド金型で一発成型している。
左がトランペッター、右がGen.2
サイズが一回り異なるが、床部分でパーツが分割されている点は、両社とも同じ。
※トライスター社も、側面一発抜きである。
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↑両サイドのディテールが二社で異なる。
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↑トランペッターは一回り大きいが、大き目のフィギュアにマッチするかもしれない。

・余録 双眼鏡
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↑これは上述のそれらとは違ってスライド金型をトランペッターが採っていない、むしろGen.2が採っているのがアレなアイテムなのでありますが、トランペッター社のそれは弾薬箱同様ボリューミーなので、ちょっと大き目のフィギュアに良さそう。
左から、トランペッター、タミヤ、Gen.2
by tokyomonogatari | 2006-09-23 15:59 | ドイツ軍史料メモ
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