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タミヤエナメルの肌色レシピ

タミヤエナメルで1/35ドイツ兵の肌色を塗る過程と調色レシピ。

(1)概説

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↑下地はタミヤ、ファインサーフェイサー・仕上げ用ライトグレイ
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↑基本色はフラットフレッシュ+フラットホワイト。
時にフラットブラウン、フラットレッドを添加。
ヒゲの青みとして、ミディアムブルーを添加して塗る。

混ぜる筆はダイソーナイロン筆 2本で105円。
塗る筆はブンセイドウハイセーブル5/0 1本368円。
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↑帽子はRLMグレイ+デッキタン+フラットベース。
どうもドイツ軍服の"緑"は、タミヤ指定色のフィールドグレイでは緑色成分が強すぎて、
それが淡めのRLMグレイの方がグッと来る感があります。





ドイツ兵フィギュアのディテール製作については、以下を参照。

1/35 ドイツ兵のディテール表現実例集(1)
http://tokyostory.exblog.jp/14867653/

1/35 ドイツ兵のディテール表現実例集(2)
http://tokyostory.exblog.jp/13866853/



(2)詳説

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↑下地はタミヤ、ファインサーフェイサー・仕上げ用ライトグレイ
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↑スカイブルーで瞳を入れる。
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↑薄めたフラットブラウンを暗部に流す。
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↑フラットフレッシュ+フラットホワイトを塗る。
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↑フラットフレッシュ+フラットホワイトにフラットレッドを少量添加して肌に赤味を入れる。
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↑フラットフレッシュ+フラットホワイト+ミディアムブルーでヒゲの青さを入れる。
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↑防寒頭巾はダークシーグレイ+ミディアムブルー+RLMグレイ+デッキタン+フラットベース。
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↑ヘルメットはRLMグレイ+ジャーマングレイ。
フラットベースを入れず、鈍いツヤを出す。


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↑余録 「塗料をどの程度、どのようにして、何に出すのか」

塗料は爪楊枝で攪拌し、日本画用の白い皿に、必要最低限の量出しています。

お皿に出し、乾き始めた塗料に溶剤を加えて再び塗ると、どうも希釈し過ぎたものになる傾向にありますし、
一色塗るごとに意識的にも作業を切断したいので、
前段階で塗った肌色の基本色にフラットレッドやミディアムブルーを加えて、希釈して瓶から出した濃度に戻す為に溶剤を加えて塗ることなく、
段階ごとに新たに混色をし直して塗っています。

お皿の上に混色した色を何色も展開するのも、どうも厭なので、
一色作って塗って、その次の色を作る際に全部拭って、その作業を入れることでも意識的に作業を断絶させています。

模型店に塗料皿として売られているものと言えば、金属製の皿ですけれども、
私はそれよりも、画材店で日本画用の皿を購入されることをお勧めいたします。

日本画用の白磁の皿を用いるのは、
白色バックで色味をちゃんと見るとか、それっぽい高尚な理由よりもむしろ、
模型店に売られている金属製の塗料皿は軽すぎて、用いるのに難があるからです。

金属製の塗料皿は、左手を添えて動かないようにしなければ、塗料を右手の筆で混ぜづらいために、
左手に持つフィギュアを一度下に置かなければならないのですが、
日本画用の白い皿ならば適度な重さがあって、筆でよっぽど大胆に混ぜない限り動かないので、
左手にフィギュアを持ったまま、右手で塗料をキチンと混ぜることが容易であることからも、日本画用の白い皿を私はお勧めいたします。

by tokyomonogatari | 2011-11-29 23:02 | ☆フィギュア模型の基本
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